【DS】ドロップショッピング商法を初摘発！

　ネット上の詐欺商法の一つが摘発された。うまい話には気をつけよう。
さて、今回の摘発内容は、新聞記事によると

　個人がインターネット上の店舗で商品を販売する「ドロップショッピング（DS）」を巡り、虚偽の説明でネット店舗解説の契約を結ばせた疑いがあるとして、警視庁生活経済課は２７日、ＤＳサービス会社「サイト」（東京都台東区）の本社など数カ所を特定商取引法違反（不実の告知）容疑で家宅捜索した。同課によると、ＤＳ業者への強制捜査は全国初。同課は、サ社による被害は１億円以上に上るとみて、事業実体を捜査している。
　捜索容疑は、１月に川崎市の無職女性（38）に「２～３カ月で元は取れる。毎月数十万円稼いでいる人がいる」とうその説明をし、ホームページ制作やネット店舗開設費の名目で８５万円の契約を結ばせたとしている。女性には１件の注文もなく、被害届を出した。
　ＤＳは、個人が開設したネット店舗で客の注文を受け、商品の発送や在庫管理、集客などはＤＳ業者が行うシステム。自分で決めた販売価格と卸値の差額が収入になり、在庫を抱えない手軽さから主婦の副業として広まりつつある。だが、「高収入が確実と勧誘されたのに、利益があがらない」などのトラブルも増加。消費者庁と東京都は３～４月、都内の３社に対し業務停止命令を出している。
　同課によると、サ社は０７年設立。「解約に応じてくれない」「初期費用を返還してくれない」などの苦情が消費者庁などに１００件以上寄せられているという。

　同様の手口での内職紹介商法もある。巧妙に詐欺とならないように、内職の紹介手数料を毎月固定料金を半年分、事前に支払ってから紹介するという商法。紹介するしないは紹介会社の胸先一つ。１件の紹介がなくても紹介手数料を払い続けることになる。会話の最初にこの手数料の話を懇切丁寧にするので、おかしさにすぐ気づくはずである。くれぐれも、甘い話で、事前に金を振り込むパターンの話には気をつけよう。

　　　　誰でも簡単に高収入が得られると誘って高額な契約をさせる ドロップシッピングサービス事業者２社に全国で初めて業務停止命令（９か月）

　「ドロップシッピング必ずもうかる」うそ告知容疑、捜索