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スイス「氷河特急」脱線、邦人1人死亡 42人負傷 [世評]

■ソース 毎日新聞より
【パリ福原直樹、フィスプ(スイス南部)伊藤智永】線路脇の斜面であおむけに転覆した赤い車両。血まみれの乗客を乗せた救急車がけたたましいサイレン音を鳴らしながら行き交い、負傷者を搬送するヘリコプターが上空を飛び交った。スイス南部で23日発生し、日本人1人が死亡、42人が負傷した山岳観光列車「氷河特急」の脱線事故は、夏の観光シーズンにアルプスの景色を楽しもうと訪れた日本人観光客の休日を惨劇に暗転させた。

 転覆した車両は線路脇の斜面に傾いて倒れ、天井から完全にひっくり返った。スイス人の乗客は地元テレビに対し、「ガシャンという大きな音と強い衝撃を感じた後、わずかに傾斜した緩いカーブで脱線した」と証言。窓から投げ出された乗客もいたといい、激しい衝撃を物語った。ほかの乗客の女性も「ふるえが止まらない。何が起きたかわからない」と動転した様子で話した。

 地元メディアによると、氷河特急は乗客に景色を楽しんでもらうため、平均速度も時速約30キロと「世界で最も遅い特急」ともいわれている。事故が起きにくく安全といわれてきただけに、死者まで出した事故は関係者に衝撃を与えている。地元警察関係者は毎日新聞の取材に「事故車両はすべて新型車両。当時はスピードも出ていなかった。なぜ事故が起きたか分からない」と困惑した様子で繰り返した。

 AFP通信によると、現場には70人の消防隊員と40人の警察官、医師15人が派遣され救出活動に当たった。アルプス山中のため搬送活動が難航し、9機のヘリコプターが負傷者の搬送のため派遣された。事故現場は救助作業のため閉鎖された。

 救助にあたった医師が地元メディアに語ったところによると、日本人の多くが英語を話せずにコミュニケーションができず、救助や治療に時間がかかったという。

 脱線した3両のうち1等車両の2両が転覆した。

 定員60人のうち、大部分は日本人だったため、日本人に死者・負傷者が集中する事態になった。亡くなった兵庫県の女性(64)もこれらの車両に乗っていたという。

 ツアーの海外旅行であっても最低限の医療およびコミュニケーションのための英語が必要のようだ。 いつなにが起きるかわからないから。

<スイス列車事故>激しい衝撃、窓から客…新型車両がなぜ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100724-00000018-mai-soci

[写真特集]山岳観光列車「氷河特急」脱線 スイス - 毎日新聞
http://mainichi.jp/select/world/graph/20100724/



 

 
 
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