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【特捜証拠改ざん】逮捕された前特捜部長と前副部長 無実を主張 [事件]

 大阪地検特捜部主任検事による証拠品改ざんを隠ぺいした事件で、犯人隠避容疑で最高検に逮捕された前特捜部長、大坪弘道(57)と前副部長、佐賀元明(49)の両容疑者が2日、接見した弁護人に「全面的に争う」と無実を主張していることが分かった。佐賀前副部長は「検察側のストーリーに乗らず徹底抗戦する」と強調したという。

 2人は逮捕前、毎日新聞の取材に対し、「前田検事から『フロッピーディスク(FD)をいじっていたら、誤って更新日時を書き換えてしまった』と報告を受けたが、故意ではないということだった。改ざん隠ぺいなんて絶対にしてない」と話していた。

 一方、大阪地裁の渡部市郎裁判官は同日、大坪前部長と佐賀前副部長の拘置を認める決定をした。期限は11日までの10日間。
(以上 毎日新聞 2010年10月2日 20時45分

 これは面白くなってきた。最高検察は逮捕した3人を生贄にして、組織の生き残りを図ろうとしたが、前田の上司のあたる前特捜部と前副部長は、最高検察の描いたストーリーには同意せず、無実を主張して徹底抗戦するという。ここで困ったのは、最高検察だろう。これ以上、上の関係者までひろげたくなく、今回の逮捕で〝手打ち〟を図ろうと、10日間もかけて作戦を練り、本人たちも納得づくのデキレースでの逮捕であったがはずが、予期せぬ行動に出られたのである。ほんとうのガチンコ裁判になり、もし無罪となれば、最高検察庁の権威は失墜するし、彼らの無罪の根拠である、隠蔽でなく上司にも報告していた、ということを無視するようであれば、今度は最高検察庁自身が組織防衛のために〝国策捜査〟、〝国策起訴〟の批判をあびることになる。
 落とし所を間違えると、検察解体へ間違いなく突き進みそうである。検事総長の引責辞任だけでは済みそうにない。

 

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