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野沢那智さん、ラジオでお別れ会を聴いて

 本日、既案内通り、20時より放送された。あの懐かしい深夜放送「パックインミュージック」時代の野沢さんの声。番組は、「チャコ」こと白石冬美さんと山本コータローさんの司会進行で、野沢さんの声と当時のリスナーからのお手紙(今はメール)で進行。お便りは、あの当時、中学生、高校生であった人たちが、それなりに社会的な地位にある方、遠く、海外で野沢さんの訃報を聞いて、たまらずメールを寄せた方、女性ではこのパックが縁で結ばれ、お子さんはすでに20歳になっている方、最終回が1982年あったというから、約15年間の放送でさまざまな人たちに影響を与えたようだ。
 そして最後に、野沢さんの子息、聡(そう)さんが出演したが、声を聴いてびっくり。あの野沢那智さんと同じトーンの声であったのだ。一瞬、うんあのナッチャンが生き返ったのか、という錯覚を覚えたほどだった。さすがにDNAは受けつがれているのだ、ということを実感した。
 そしてあっという間の54分は過ぎてしまった。改めて、野沢那智さんのすごさは、声だけで演技ができる、声だけでリアルに映像を頭に浮かべさせてくるような話術の持ち主であったことを再認識。そしてあの時代の深夜放送の雰囲気を残している番組は、土曜日の永六輔さんの番組だけである、と愛川欣也が追悼コメントの中で話していた。これには同感。永さんと外山恵理アナとの掛け合いは、野沢さんと白石さんの掛け合いと似ていると思う。
 高校生時代に深夜聞いていたが、高校の授業内容はすべて忘れたが、この番組での「ナチ・チャコ」の会話はなぜか忘れられないのである。今の中学生、高校生に絶大な影響を与える番組はあるのだろうか。あまりにもチャネルが多すぎて、一つ一つの番組の中身が薄くなっている印象を感じるが、言い過ぎではないだろう。
 紹介されたメールの中で、あの番組を若い時に聞けた幸せを語っていたことが印象に残った。全くの同感である。一周忌での番組を期待したい。できれば、短縮版の「お題拝借」でなく、フルで聴きたい。そうでないと本当の野沢さんの〝凄さ〟は伝わらない。是非期待したい。


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