スーパーのサミット、元日営業取りやめ 売れ筋偏重メリットなし

　横並びに営業しても損益上はうまみがないという結果からの判断だ。正月元旦くらい全店休業にする方が、従業員にとっても士気が上がるだろう。そこまで営業しないと企業収益が確保できないほど脆弱な体質なのだろうか。
　ドイツなどは毎週日曜日はスーパーなど一般小売店はすべて休業。唯一開店しているのは、駅の構内にあるミニスーパーだけであった。祭日も基本的のは休業。宗教上の安息日という制約は、自由経済の原理原則をも上回る戒律として存在しているようだ。
　翻って、クリスマスのイベントを催事の〝商機〟としてだけとらえ、安息日の意味は無視して営業する日本の小売店の姿は、キリスト圏の人々からみたらどのように映るのだろう。