「中国に人権はない」 上海の繁華街が一時騒然

「中国に人権はない」。政治改革を求める集会開催の呼び掛けがあった中国。上海市の繁華街では２０日午後、集合場所とされた商業ビル前から若者らが連行され、居合わせた人たちが大声で抗議するなど、騒然とした雰囲気に包まれた。

　若者らは警察官に両脇を抱えられ「なぜ捕まえるんだ」などと叫びながら抵抗。商業ビルから１００メートルほど離れた警察署に無理やり連れ込まれた。居合わせた数人の年配者らが警察署前で「中国には人権も法治もない。警察はならず者だ」と大声で抗議し、うち男性１人が連行された。

　商業ビル前では、若者らが連行された後も「ネットで知ってやって来た」という若者らが歩き回っていた。警察官約４０人が警戒し、集まっていた数百人を立ち去らせた。（共同）
（以上　産経ニュース　2011.2.20 20:22 ）
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110220/chn11022020260008-n1.htm

　「反政府」の動きの兆候の芽を徹底的につぶす戦術にでたようである。少しでもデモの動きがあると、それが映像化され、ネット経由で、あっという間に増幅されることを恐れている。問題は、顔を見せない、ハッカー軍団にどのように対応するかだろう。中国だけが今回のネット革命を避けられる保証はどこにもない。これからが正念場である。