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【東日本大震災】「放射能怖い」福島からの避難児童に偏見 関東人は何様だ! [世評]

東日本大震災:「放射能怖い」福島からの避難児童に偏見
毎日新聞 2011年4月13日 22時17分(最終更新 4月14日 0時35分)
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110414k0000m040137000c.html

 とんでもない事態が発生している。放射能汚染から非難を余儀なくされてきた人々、特に児童に対して「放射能怖い」はないだろう。誰の生活のための原発だったのか。東京電力は関東地方の電力供給を担った独占企業である。関東地方に建設できない-住民の反対-ため、東北地方に建設したものだ。新潟の柏崎刈羽原発も同じ。青森県東通村にも東京電力は建設しようとしていたが、今回の事故を受けて中止に追い込まれた。

 東京都民をはじめ関東圏の人々は、電気の恩恵だけを受けて、電気を生みだすためのリスクは他の地域にゆだねている現実を直視しようとしない。放射能汚染まみれの野菜の不買についても、てんでおかしな話である。直接の加害者は東電であり、野菜農家は被害者である。農家に何の過失もない。それをよってたかって害毒をまき散らすかのような情報を流して窮地に追い込んでいる。酪農家、漁業関係者についても全く同じ構図で被害者であるのに、報道の仕方がおかしい。

 関東圏の人々に限って言えば、毎日放出されている放射性物質が大気中を漂っている空気を吸って生活しているのだから、全員が放射能汚染にさらされ続けているのである。いまだ放射能封じ込めのための方策がみえていないし、世界初の放射能放出継続地域に生活することになるのである。少なくとも現在の予測では1年以上はこの状態が続くと見られている。約4千万の人々が、放射能汚染される壮大な実験地帯となってしまった。
 なにも大げさなことを述べているつもりはない。毎日の大気中の放射線量(ヨウ素とセシウム)は文科省のホームページで全国の観測値の数値を掲載している。関東地方はほぼ毎日数値を記録しているし、日本の他地域でも〝不検出〟の地域もたくさんある。
 もっとも賢い放射能汚染からの回避は、汚染観測地域からの脱出である。脱出できない人は、運を天にまかせて、放射能まみれの大気の中で、放射能汚染された水、野菜、肉、魚を食べて生きて行くしかない。
 政府発表の種々の暫定基準値には根拠不明であるものが多いことも付け加えておく。
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コメント 1

NO NAME

> 関東圏の人々に限って言えば、毎日放出されている放射性物質が
> 大気中を漂っている空気を吸って生活しているのだから、
> 全員が放射能汚染にさらされ続けているのである。
> なにも大げさなことを述べているつもりはない。

すみませんが、その「毎日放出されている放射性物質が
大気中を漂っている空気」と判断された科学的根拠を
教えて下さい。

放射線量, その時間推移は、どの様になっているのでしょうか?

もちろん、密封されていないことは分かっています。

by NO NAME (2011-04-18 07:37) 

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