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東日本大震災:おかえり、小晴 重機に乗り長女を捜し続けた母--宮城・石巻の大川小 [自然災害]

東日本大震災:おかえり、小晴 重機に乗り長女を捜し続けた母--宮城・石巻の大川小
毎日新聞 2011年9月23日 東京朝刊

 宮城県石巻市にある大川小学校では、3.11大津波により全児童108名のうち、70名が死亡、4名がいまだ行方不明であるという。この記事は、行方不明のわが子を探す母親が、重機の免許を取り自らその重機を操作して探し続けている、という記事である。なんとも悲しい、母親の執念に脱帽するしかないのだが、何故故にこのような事態を招いたのかの検証作業も進められているようである。

 同日に津波の襲来を受けても、児童生徒がほとんど生存したまま乗り越えた地区も報道されている。「釜石の奇跡」として新聞のニュース記事を賑わした。
 地震発生後、津波が来るまで時間があった。少なくとも30分以上あったようだ。その時間に当事者たる大人、子供たちの判断、行動が生死をわけたようである。結論をいうと、釜石市の児童生徒向けの防災教育が、児童生徒自身はもちろんながら、彼らが率先して動いたため多くの園児や、大人も救った、という。

 釜石市といえば、ギネス認定の30年、1200億円をかけて構築された防潮堤は、津波襲来を6分間だけ遅らせる効果を果たし、崩壊した。人工物では津波の襲来は防げないという証明であるが、浜岡原発では、高さ18メートルの防潮堤を完成させ、原発再稼働を目論んでいるという。全く懲りない連中である。
 
 防潮堤はいざ本番では役立たずであったのに、子供たちの行動が多くの命を救ったということは、今後の防災対策で何が大切かを如実に語っていると思うのだが。


◇ 東日本大震災:津波時の避難所未指定…石巻・大川小

 「避難3原則」守り抜いた釜石の奇跡 防災教育で児童生徒無事

◇ 世界最深・釜石の防波堤、津波浸水6分遅らせる
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