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福島県二本松産米:「何かの間違いでは」農家に動揺 規制値検出 [放射能汚染]

二本松産米:「何かの間違いでは」農家に動揺 規制値検出
毎日新聞 2011年9月23日 22時00分(最終更新 9月23日 23時20分)

 3月15日に1時間当たり2000兆ベクレルという膨大な放射線が原発周辺に風向きにより陸地側が広くバラまれた。これは当日の汚染分布地図をみると明らかである。最も有名な早川先生のブログにある地図のURLは放射能地図(改訂版)にある。
 この地図の色の濃い場所に二本松はある。要注意の汚染地域であることがわかる。もうひとつ、国と東電がひた隠している福島原発事故発生当初の放出された放射線量の資料であるが、7月11日付けで東京電力が作成した資料「東京電力福島第一原子力発電所1~3号機から放射性物質の現時点での放出量の暫定評価について」の中で、3月15日の9時~15時は毎時2000兆ベクレルで、6月20~28日には毎時10億レベルまでさがり、200万分の1まで下がったとの記述があった。グラフでも示されているが、一体どれだけの量が3月15日前後に放出されたのか、まだ明確になっていない。一説には、史上最悪の放射能汚染が福島第一に事故ではないのか、という論評も出始めている。それほど深刻な状況であるが、その深刻さをマスコミもグルになって報道しようとしない。何時からこの国は狂い始めたのか。

 東電もクロ塗りの事故時の運転操作マニュアルを平然と国会に提出する神経であるから、情報隠しなど何らの後ろめたさも感じない組織、組織構成員なのだろう。
 事故が起きてからの推移をみると、歴史は繰り返すというか、太平洋戦争中に〝連戦連勝〟のウソの大本営発表を続け、負けの責任を誰も取ろうとしないうちに、沖縄を見捨て、広島、長崎への原発投下まで動こうとせず、無益な命を失わせた。
 今回の原発事故の政府対応をみると、東電:原子力ムラの利権を守るため、〝生命に直ちに影響ない〟という詭弁を弄して、国民を危険な状況においたまま、何らの救済策も打てない。東電の仕事は、原発内の事故収拾だけにいそしみ、外にまき散らした放射能被害への対応については、何らのコメントも対応もしようとしない。国と地方自治体の仕事と割り切っているようだ。
 この無責任体制が意味するものは、戦時中に沖縄を切り捨てたように福島を切り捨てようとしてる、としか見えない。為政者は同じ思考回路のようだ。歴史教科書には、沖縄戦はなかった、と同じように原発事故は発生した、国の迅速な対応で急速に終息したと書きたいのだろう。だまされてはいけない、福島県民の皆さまは全員が、内部被曝検査を受け、その上での健康診断を今後、30年以上継続する必要がある。低濃度被曝の備えを絶対に怠ってはいけない。

◇ 二本松産米:予備検査で規制値検出 本検査で出荷判断へ
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