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旧社保庁OBがAIJ紹介 年金基金に天下り23人 [年金]

旧社保庁OBがAIJ紹介 年金基金に天下り23人(共同通信)

記事内容を全文掲載する。

 企業年金運用会社のAIJ投資顧問(東京)が顧客の預かり資産約2千億円の大半を消失させた問題で、旧社会保険庁(現・日本年金機構)OBが複数の年金基金の幹部に、AIJに資金の運用を委託するよう勧めていたことが2日、このOBへの取材で分かった。

 AIJは、OBが運営するコンサルタント会社に資本金の半分を出資。社員を派遣し給与も支払っており、密接な関係にあった。同庁の幹部23人が、1999年8月~2010年9月までの約11年間で、全国の厚生年金基金の常務理事などに天下りしていたことも判明、同庁OBのネットワークでAIJによる被害が拡大した可能性が出てきた。

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 対岸の火事とみていた厚労省。投げられたブーメランは厚労省は配下の旧社保庁(現:日本年金機構)を直撃だ。

1独立系の投資顧問会社がこれだけの資金を集めたカラクリがやっわかった。資金運用のノウハウもない年金役人の天下り先確保をエサに、基金運用のノウハウもない中小年金を食いものにした構図が浮かび上がってきた。

 AIJの過去の年度別の営業実績が公表されていないが、破綻状況にありながら虚偽の営業実績を謳いながら資金集めに奔走していたならば、りっぱなサギ商法である。そしてその片棒を担いだ天下り旧社保庁OBにも大きな責任がある。 

 それにしても旧社保庁の役人、職員に年金資金の運用ノウハウがあると思う構図が、なんとも理解できない。かれらはだだの事務方、役職名で仕事をしている連中で、資金運用など丸投げで自己責任でやっているわけがない。組織名、役職名など幻想のからまりで、何も仕事ができない連中がその地位・職位名を後生大事にしているにすぎない。

 このAIJ事件は、よく構図がわかると、ただの〝振り込めサギ〟事件と同じ構図になってきた。厚労省はどのように落とし前をつけるのだろう。


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