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【祝】「ミスタープロ野球」長島茂雄氏と「ゴジラ」松井秀喜氏に国民栄誉賞 [祀事]

長島氏の受賞には、「遅すぎた」「当然だ」という評価意見に比べて、松井秀喜氏には、「松井以上の実績を持つ選手がたくさんいる」、「プロ野球の殿堂入りもしていない」、はては「ワールドベースボールクラシック(WBC)への出場辞退は〝非国民〟だ」という暴論も出ていると聞く。しかし、この賞の本質を考えてみれば、おのずと答えは明らかだ。

政治家が選ぶ賞である。実績もさることながら話題性につきる。松井秀喜の場合、プロ野球時代の10年間とメジャーリーグでの10年間の数字を単純に合算しても何の意味もない。日米通算の数字などあくまで参考数字。単純に数字だけで言えば、諸先輩に遠く及ばないが、数字以外ところが評価されたののは間違いない。

米国で、強烈な印象を残した選手は、イチローだろうか松井秀喜だろうか。ニューヨークのファンに強烈なインパクトを残した日本人選手は間違いなく松井秀喜である。おそらくここ10年の日本の総理大臣の名前よりも松井秀喜のほうが著名な日本人であろう。そして、ただ単にプレーでの記録だけでなく、その選手としての生き様、記者会見での真摯な対応が、1日本人選手としての価値よりも日本人全般への価値を高めてくれた貢献によるもと思う。これに関連して日本経済新聞は、異例のコメントを発表していた。

松井秀喜氏は、過去10年における日米を繋ぐ最高の外交官であった、と記事は結んでいた。野球に詳しくない大局的見方の評価は、彼は最高であったのだ。いまでもヤンキースがワールドシリーズチャンピオンになった最後のシリーズMVP受賞者である松井秀喜への称賛の声は絶えない。ちなみに、日本シリーズ、ワールドシリーズの両シリーズMVP受賞者は松井秀喜が唯一である。記録面でもいささかも劣るものではない。

政治家が選ぶ基準をよく考えて議論を進めないと、つまらない議論になってしまう。

このタイミングで言えば、松井秀喜氏が選ばれて何も不思議なことではない。


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