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本当に原発停めろ!でいいんですか? 即刻停止に決まっているだろう!!! [原発事故]



 なんともバカな議論をページを割いて述べている。
 原発とエネルギー問題を混同してはいけない。
 原発はたかだかお湯をわかす機能だけだろう。それもエネルギー効率でいえば3分の2を海水を温め海に捨て、地球温暖化に大きく貢献し、電力に変換されるのは残りの3分の1に過ぎない。なんともムダな仕組みであることか。

 お湯沸かす燃料に危険このうえないモノを使い、その最終処理の技術も確立されていない、トイレのないマンションと呼ばれる中途半端な技術を後生大事に保護しようする考えが全くわからない。また使用済み燃料=放射性物質の処理を後世に負担をかけ、日本を、人類を滅亡に導くかもしれない燃料をつかことはないという結論である。

 原発停止して電気をどうするというが、別に最低限の電力があればどうにでもなる。また、今の原発に固執しているかぎり新たな発想の電力エネルギー技術開発はないだろう。あえて古い技術である原発を捨てなければ、次の時代を担う技術開発の発想も生まれない。

 明日の電気をどうするかの議論ではなく、この日本を放射能に汚染されないきれいなまま次の世代に引き渡すことが、現在の大人たちの最大の責務ではないのか。
 各種評論家、学者、言論人が何を言ってるのかは知らないが、今やらなければならないことは、原発選択の間違いを認め、電力確保のための大胆な方針転換を、目の前の個人の利益優先ではなく、今の青年、子供たち、将来日本に生まれて来る子孫に、放射能リスクのない日本を残すために、国を挙げて新エネルギー技術開発を推進する転換点に立っているのである。

 尚、全原発を停止しても電力不足はない、という情報もある。自家発電設備が、予測以上に普及しだしたことと原発のために休止させられていた火力発電、ガス発電を復帰稼働させれば問題ないという、情報である。結果はもうすぐでる。

 電力業界はあの手、この手を使って、今夏の電力不足キャンペーンを展開するだろうが、これは原発を電力供給のための必須設備として残しておきたいための電力業界の悪あがきに過ぎない。

 我々は騙されてはいけない、放射能に怯える土地で、地震のたびの原発事故の危険リスクを負いながら生活するのと、多少の電力不足に我慢しても放射能リスクに怯えない生活のどちらがいいのか、結論はとっくにでている。
 原発を今後も残そうという議論はもうやめた方がいい。あまりにも不毛な議論であるから。

第1シードのボズニアツキ、セレーナ、シャラポワ等が順当勝ち、土居は3回戦敗退 ウィンブルドン女子 [美女アスリート]



 シード選手が順当に勝ち進んでいる。予選から勝ち残ってきた土居は3回戦で敗退したが、来年がある。大健闘であった。


◇ 土居、3回戦で敗退

◇ 土居、強力サーブに力負け
 

日本各地隠された「放射能汚染」地域 週刊現代の独自調査記事より転載 [放射能汚染]

九州・佐賀でもセシウム検出

 福島第一原発から離れること1100km――。

 佐賀県唐津市は名勝・虹の松原や唐津焼などで知られる、県下第2の都市だ。九州の北西突端に位置し、玄界灘に面する。

 農漁業も盛んなこの景勝地に衝撃が走ったのは、6月13日のことだった。「市内で採取した松葉から放射性物質を検出」――そう発表されたからだ。

 検出されたのは放射性セシウム134が1kgあたり0.2ベクレル、137が同0.25ベクレル。同市に住む主婦(42歳)が語る。
「唐津は近くに玄海原発があるから、そっちから出たんじゃないの、って反射的に思いました。それはそれで嫌だけど、福島からここまで飛んで来たって考えるほうが不気味で……。信じたくなかった」

 信じたくなくても、これが現実だ。福島第一原発が噴き出した放射性物質は風に乗り、この3ヵ月のうちに、遠く唐津にまでたどり着いていたのだ。

「セシウム137は半減期が30年あり、核実験などの影響で、実はこれまでも検出されていました。しかし半減期約2年の134はこのところずっと検出されていなかった。しかも134は炉心で作られる放射性物質で、玄海原発で事故は起きていないから、どう考えても原因は福島第一原発ということになります」(佐賀県くらし環境本部)

 九州までセシウム134が飛んできた。この現実を受け入れるなら、自動的に次のストーリーも認めざるをえない。

 福島第一原発を出発した放射性物質は、日本列島を、具体的には関東、中部、関西、中国地方を縦断しながら、はるばる九州までやってきた、と。

 近畿大学大学院総合理工学研究科の山崎秀夫教授(環境解析学)も、中間地点となる大阪で、それを証明する測定結果を得ている。
「3月14日から、近畿大学(東大阪市)の屋上で大気中の放射性物質を測り始めました。当初は全然出なかったが、3月25日にヨウ素131が検出され、26日、27日と濃度が高くなっていった。そして31日からセシウムが出てきた。4月4日から、ヨウ素、セシウムとも数値がどんどん上がっていきました」

 山崎教授の調査については後ほどまた触れるが、風に乗った放射性物質がタイムラグを置きながら日本全国に散らばり、降り積もっているのは、もはや疑いようのない事実である。

 ではその事実を前に、この3ヵ月間、日本政府は何をしてきたか。

 懸命に汚染の実態を矮小化し、隠蔽しようと努めてきたのである。

 独自に放射能汚染の調査を進める環境NGO、グリーンピース・ジャパンの佐藤潤一事務局長が語る。
「福島県飯舘(いいたて)村の線量が高い、とグリーンピースが最初に指摘してから、同村が計画的避難区域に指定されるまで3週間かかった。また私たちが海洋の調査に踏み切ると、官邸で『グリーンピースの調査結果にどう反論するか』と会議がなされたと聞き、呆れました」

 その間、枝野官房長官は「ただちに健康に影響はない」と壊れたレコードのように繰り返した。
民間の研究者に「測った放射線量を発表するな」と官邸が圧力をかけ、「海に流れた放射性物質は拡散するから大丈夫」と安全デマも流した。

汚染地区_201106_img157.jpg


安全基準3.8の大ウソ

 しかし、今は戦争中と違い、大本営発表に騙され続けるほど国民はバカではない。週刊誌、インターネットで事実が次々と明らかになる。もはやゴマカしきれないと判断した政府は、暴挙に出た。

 一般人の年間被曝限度量を、1ミリシーベルトから一気に20ミリシーベルトに引き上げたのである。

 常識で考えて、安全基準が20倍も変わることなどありえない

「年間20ミリシーベルト、それを基に算出した3.8マイクロシーベルト/時という数値は、ICRP(国際放射線防護委員会)が緊急事故後の復旧時を想定して決めた値です。それが一般生活者の基準になるわけがない。一般人の安全基準はあくまで年間1ミリシーベルト、0.19マイクロシーベルト/時です」(元放射線医学総合研究所主任研究官・崎山比早子氏)

 ようやく線量調査を始めた各自治体も、政府に右へならえで「3.8マイクロシーベルトを下回ったので安全です」と言う。しかし、その数値自体が「まやかしの安全基準」であることを忘れてはならない。

 政府も自治体もアテにならないのであれば、自分の身は自分で守るしかない。今回、本誌は首都圏で放射線量を独自に調査した。その結果は、予想以上の汚染を証明するものだった。

 どうか目を背けず、以下に掲示する数値を見てほしい。あなたが行動を決める、一つの判断材料になるはずだ。日本における通常時の線量は0.1以下であり、崎山氏が言うように、0.19が安全かどうかの重要な判断基準になる、という原則を心に留めてお読みいただきたい。

 本誌を発行する講談社(東京・文京区)を一歩出ると、サーベイメーター(線量計)は0.22マイクロシーベルト/時(以下、単位はすべて同じ)の値を示した。池袋駅から山手線に乗り、移動しながら各駅の線量を調べる。

 駅名 区名  線量
 池袋 豊島区 0.14
 新宿 新宿区 0.15
 渋谷 渋谷区 0.16
 品川 港区   0.15
 東京 千代田区0.15

 ここから記者は銀座方面へ向かった。銀座一丁目交差点(中央区)が0.20。さらに、築地市場の移転が計画されている豊洲(江東区)に足を延ばす。

 豊洲駅前が0.24、市場移転予定地(更地)が0.25。ここまでの調査で、文京区と豊洲が0.19を超え、思いのほか高いことがわかった。

 東京大学、お茶の水女子大を抱える文教地区で、高級住宅街でもある文京区が高いとなると、住民に与えるショックは大きい。区の職員が匿名で明かす。

東京は坂が多いことで知られますが、不忍しのばず通り、目白通り、本郷通りに囲まれた文京区は大部分が『谷底』です。その地形が影響しているのでしょう

 その推測は恐らく当たっている。放射性物質は空気より重く、低いところに集まる。急な坂にぶつかるとその手前で溜まる。ちょっとした地形で線量が変わることの見本が、都内では文京区なのだ。

 豊洲については、4月に来日したジョージア大学のチャム・ダラス教授が高線量を指摘して話題になった。ダラス氏はチェルノブイリ事故の米共同調査チームの代表を務めた人物だ。

「確かに豊洲は福島県の郡山市より高い。以前あった火力発電所や重工業にも原因があるのではないか。いずれにせよ子供は注意すべきだ」(ダラス教授)

 放射線量は複合的な環境要因で決まるので、ダラス氏の指摘にも一理あるだろう。しかし、本誌の今回の調査では、江東区は豊洲だけでなく全体に線量が高いことが判明した。

 さらに言えば、江東区から江戸川区、葛飾区、足立区までを含む東京23区東部にはっきりとした「汚染ベルト」が存在することがわかったのだ。以下にその数値を挙げていく。

・江東区 砂町水再生センター正門前  0.28
・江戸川区 葛西水再生センター北門前  0.30
・葛飾区 金町浄水場正門前  0.38

 浄水場、水再処理場付近を選んだのは、そこが住民生活に直結する場所だからだ。北上するにつれて数値が如実に上がっていく。記者の持つ線量計は放射性物質を検知するたびに「ピッピッ」と音がするのだが、その頻度が明らかに増えていく。

 その音を聞くたびに下半身がすくむ思いがし、背筋に緊張が走る。手に持つロシア製の線量計が忌まわしいものに思えてくる。

 共産党都議からも「線量が高い」と指摘された葛飾区の水元公園に足を踏み入れた。平日の昼下がりとはいえ、たくさんの親子連れとカップルがいる。線量計の表示は、0.53――。

 園内の歩道脇に側溝がある。線量計をかざすと、不穏な音を立てながら数値は上昇を続ける。

 0.59、0.69、0.75……。今回の調査では各場所で10回前後計測してその平均値を取っているが、この側溝の平均計測値は0.63だった。

 公園の中心部にある中央広場。青々とした芝生に線量計をかざす。0.61。4~5歳くらいの子供を連れた母親が、記者に興味を持って近づいてくる。

「ここ、数値高いですよ」

 線量計を見せると、

「え? ありえない……」

 と小さく叫び、逃げるように去っていった。

線量計が鳴りやまない!

 Tシャツに半ズボン、サンダル姿の少年たちが、園内を流れる小川でザリガニ釣りを楽しんでいる。小川脇の湿った地面を計測すると、0.86。安全基準の4.5倍だ。

 やり切れないのは、公園があくまで美しく、人々が安らぎを求めて集まっていることだ。愛すべきこの公園は、残念ながら汚染されている。その事実を、葛飾区は発表しようとしない。

 足立区役所の入り口前で0.44、同区ベルモント公園でも0.32を計測。なぜ東京東部に汚染ベルトが形成されたのか、その理由を中部大学の武田邦彦教授が解説する。

福島第一原発の水素爆発で大量に放出された放射性物質は、SPEEDIで証明されたように、当初南東の風に乗って北西に向かった。それが山にぶつかり、今度は北からの風に乗って関東方面に南下したものと思われます

 確かに地図を見ると、福島から栃木、茨城を抜けて東京、千葉に至る、山に挟まれた「風の道」が存在している。
お気づきだろう。東京東部がこれだけ線量が高いのだから、そこに隣接する千葉西部も、同じく汚染されている可能性が高いということだ

 果たして調査を進めてみると、東京東部と同じどころか、より深刻な汚染の実態が浮かび上がった。

 葛飾区に隣接する松戸市の公園、21世紀の森と広場の中央口が、0.43。森のホール21玄関前のアスファルトが0.55。そしてこの公園でも、枯れ葉と汚泥が溜まっている側溝に線量計をかざすと、みるみる数値が上がっていく。0.83。水元公園の小川脇と同じ水準だ。

 続いて向かったのは松戸市の北、流山市。移動中も常に線量は0.3を超えている。流山市総合運動公園に入ると、駐車場入り口で0.58を計測した。

 しばらく歩くとトイレがあった。脇の草地を調べてみる。0.64。さらにトイレの近くにある手洗い所の下の地面に線量計をかざした時、異常は起きた。それまでピッピッと鳴っていた音が、ピーーーと鳴り続けるようになったのだ。

 線量計のモニターに映るデジタル表示が目まぐるしく変化する。

 1.41、1.74、1.86、1.98、2.02。1どころか、簡単に2を超えた。時刻はもう夕方を過ぎ、周りに人気ひとけはない。暮れ始めた公園に、危険を知らせる線量計の電子音だけが鳴り響く。画面には「DANGEROUS(危険)」の赤い文字が不気味に光っている。

 結局、最高値は2.12までいった。平均は1.88。空気中ではなく手洗い所下の地面とはいえ、とても人間がそこに居続けてよいレベルではないことを、線量計の異常な反応が教えている。

北海道の原乳も危ない

 日はすっかり暮れ、あたりは闇に包まれた。車で流山の東隣、柏市に入る。線量計は平均して0.4程度を表示し、時には0.5を超えることもある。

 着いたのは柏の葉公園。北門から園内に入る。

 松戸、流山と高い線量を体験してきたが、明らかに柏市がいちばん高いと感じる。最高値ではなく、平均値が高いのだ

 園内歩道が0.65。総合競技場脇の芝生が0.69。トイレ脇の地面が0.75。線量計は常に高い値を示し、せわしなくピッピッと鳴いている。

 そして、競技場脇の側溝にかざした時、またピーーーッと心臓に悪い電子音が鳴り響いた。

 0.94、1.02、1.21、1.25……。平均は1.15。さらにもう一ヵ所測定すると、平均1.08だった。

 最高値こそ流山のほうが上だが、全体としては柏市のほうが高値だ。市内のどこでも0.5前後を示し、常に基準値の数倍以上。さらに、前出の武田教授は「0.19でも高い」と主張し、柏・流山両市民に避難の必要性を説く。

政府の無策により内部被曝の危険性が高まっているから、外部被曝は0.11マイクロシーベルト/時が限度だと私は考えています。0.6を超えたらかなり危険だと考えたほうがいい。1マイクロシーベルト/時なんて、職業的な被曝に匹敵する大変な数値。すぐに住民を避難させるなど、行政が対策を講じるべきです

 その行政(千葉県)は、「東葛地域の線量が高い」との指摘を受け、遅ればせながら5月31日と6月1日の両日、調査を行った。その時も柏市で0.54、流山市で0.34と他より高い数値が計測されている。

 それなのに県は十把一絡げに「今回の測定結果は、県内全域で文部科学省の目安(3.8)を下回りました」と言うだけ。柏・流山両市民の健康を真剣に考えているとは、とても思えない。

 本誌の調査では他に、パンダ人気で賑わう上野動物園のゲート前も、0.28とかなり高い値を示した。また皇居と国会議事堂の前も0.20、0.19と高かったことを記しておく。

 首都圏以外にも、注意すべき地域はある。

 たとえば被災地より北、北海道・青森については放射能汚染が話題になることすらない。

 しかし6月7日、北海道原子力環境センターより、「採取した降下物からヨウ素131、セシウム134および137が検出され、海産物のわかめからヨウ素131が検出された」とひっそり発表されている。

 線量は微量とはいえ、見過ごしてはならない事実である。さらに、北海道大学の農場で採取されたホルスタインの原乳からも出た。

「4月18日にセシウム137が、5月9日にはセシウム134とヨウ素131が出ました。道内のお母さん方からの問い合わせも多いですし、北海道の牛乳を飲んでいる本州の方からも心配の声が届くので、これからも調査は続けていくつもりです」(北大大学院獣医学研究科放射線学教室・稲波修教授)

 意外なところでは、避暑地・軽井沢の名が挙がる。前出の近畿大・山崎教授は、福島第一原発から半径約250km離れた地点の土壌中セシウム137濃度を、同心円に沿って調べた。軽井沢は9790ベクレル/m2で、茨城や埼玉より高かった。

「私が群馬や長野を調査地点に選んだのは、放射性物質がどれほどの高度を飛んでいるか、関東平野から山を越えているかどうかを調べたかったからです。軽井沢は山に囲まれているからそれほど検出されないだろうと思っていましたが、予想以上の数値が出た。放射性物質は相当高いところを飛ぶこともある、とわかりました」(山崎教授)

 群馬の高崎と長野の軽井沢の間には二度上にどあげ峠(標高約1400m)や碓氷うすい峠(標高約1000m)があるにもかかわらず、数値は前者が9660ベクレル/m2、後者が同9790。原発から遠く離れ、山岳を間に挟んでいるからといって、自分の住んでいるところに放射性物質は飛んでこないと安心するのは早計だ。

 また、大阪や名古屋などの大都市も汚染と無縁ではない。山崎教授が続ける。

「近大の屋上の調査で、4月4日からヨウ素とセシウムがどんどん高くなるんですが、4月8日に雨が降ってウォッシュアウトが起きている。大気中のプルーム(放射性物質の塊)が雨で洗い流される現象です。ただし、雨で放射性物質がなくなるわけではなく、下に落ちて地面が汚染されることになります

魚を食べて内部被曝

 大阪も名古屋も、これまで自治体は0.04前後と線量を発表していた。ただしそれは、悪名高い「地上20m(以上)モニタリング」の測定値。6月13日に初めて公開した地上1mの測定値は、それぞれ0.078、0.066と跳ね上がった。ウォッシュアウト効果を考えると、大阪、名古屋の地表にも思わぬホットスポットが隠れている可能性を忘れてはならない。

 京都大学原子炉実験所の小出裕章助教は、これからの日本人は、生きていく上で次のような「覚悟」が必要だと話す。

「福島第一原発から放出された放射性物質は、県境を越えて日本中に広がっています。いや、国境さえも軽々と乗り越えて、世界中に広がっています。もはや地球上に、この汚染から逃れられる場所はないのです。放射能は目に見えないし感じることもできません。だからこそ行政はしっかりと線量を計測し、知らせなければならない。そして我々はどこにいようが、その数値に注意を払わなくてはならないんです。3・11を境に、私たちの世界はそんな場所に変わってしまった。そして私たちは、そこで生きていくしかないのです」

 今回、本誌が測定したのは空気中の線量だけだ。実際には水に、土壌に、放射性物質はジワジワと入り込んでいる。そして、いずれ起きる恐怖の現象が、内部被曝だ。

 6月8日、文科省は福島第一原発から62km離れた福島市など11ヵ所の土壌から、微量のストロンチウムを検出したと発表した。そして東電も6月12日、原発敷地内の地下水にストロンチウムが漏れていると打ち明けた。

「半減期約29年のストロンチウムが体内に入ると非常に危険です。カルシウムに似た性質で、歯や骨に蓄積される。海中に放出されたストロンチウムが生物濃縮され、いま陸に飛んでいる量とは違う単位で人間の体内に入ることになれば、重大な健康被害を及ぼす可能性があるでしょう。ストロンチウムの出すβ線はガンのリスクを高め、また骨髄に集まるので白血病の危険性も増大します」(前出の崎山比早子氏)

 生物濃縮といえば、政府には「前科」がある。水産庁が当初HPで「生物濃縮は起こらない」とデタラメを書き、それを本誌が徹底批判すると「生物濃縮をし続けるわけではない」とこっそり修正したのだ。

 国民の健康に対する政府の意識は、その程度だ。いまこの瞬間も、原発からは放射性物質が漏れ、海洋汚染も続いている。そんな世界で我が身と子孫を守るために、私たちはみずから情報を集め、みずから判断を下さなければならない。
(以上 週刊現代 2011.7.2号より転載)


 風向きと地形が、思わぬ場所にホットスポットを生み出す。上記の記事がすべてのホットスポットを明らかにしているわけではない。夏は北関東は海からの北東からの風向きが多い。神奈川・千葉の南部からは南西の風が吹く。衝突する場所がホットスポットなる可能性が高い。栃木県の北西部はすでに北東からの風が県境の山々にぶつかり、放射線量の高い地域を生み出している。山の麓もあぶない。大量の放射能が大気にばらまかれる事態となったら要注意である。
 あらためて中部大・武田邦彦教授の判断数字を記しておく。
0.19(マイクロシーベルト/時)以下が安全基準
0.60を超えると健康被害の恐れが高まる
1.00を越えるとすぐに避難すべきである。

アニメ風?ガガ、デカ目メークで会見 絶対に見る人を飽きさせないプロ根性は凄い! [トレンド]



 ガガの本領を発揮ではなく、ガガにとって常に見られことを意識してのパフォーマンスを出し続けることが、プロ根性の発揮なのだろう。飽きさせないパフォーマンスといえば、昔々の長嶋茂雄のプレースタイルを思い出してしまった。

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東日本大震災:福島第1原発事故 2号機水位、測れず 格納容器内の温度高く 収束には程遠い状況だ [放射能汚染]

東日本大震災:福島第1原発事故 2号機水位、測れず 格納容器内の温度高く
毎日新聞 2011年6月25日 東京夕刊

 東京電力は25日、福島第1原発2号機の原子炉圧力容器に新たに取り付けた水位計が作動せず、水位が測れていないと発表した。原子炉の冷却を進める上で、正確な水位を把握することは必須。東電は今後対策を検討するという。

 水位計は圧力容器の外側に配管をつなぎ、水を通して水位を測定する仕組みで、格納容器内に設置しているが、格納容器内の温度が高いため、配管内の水が予想より多く蒸発しているとみられる。

 東電は今月22日、二重扉を開放して環境が改善された2号機原子炉建屋に作業員が入り、水位計と圧力計を順次設置した。

 圧力計で計った炉内の圧力は25日午前5時現在、大気圧を約0・1気圧上回っているだけ。気体などが外部に漏れ出ている可能性が高い。

 1~3号機は事故で全電源を失った結果、冷却水の水位が下がって核燃料のほとんどが溶け、圧力容器の底にたまる状態(炉心溶融)になったとされる。

 2号機の圧力の結果から、事故直後に溶け落ちた核燃料によって容器に穴が開くなど損傷していることが裏付けられた。東電は今月3日、1号機にも新たな圧力計を設置し、大気圧とほぼ同じという結果を得ている。

 また東電は、冷温停止中の5号機で津波により故障していた「補助海水ポンプ」の修理が終わり、24日夕から運転を始めたと発表。使用済み核燃料プールなどを冷やすためのポンプで、5号機ではこれまで別のポンプで原子炉とプールを12時間ずつ冷やしていたが、今後は両方を24時間冷やせるようになった。【関雄輔、杉埜水脈】

◇ 福島第1原発:2号機圧力容器の損傷裏づけ
  毎日新聞 2011年6月25日 11時39分
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新聞の片隅の小さな記事であるが、重大な事実を明らかにしている。ひとつは、水を注いでも注いでもいっぱいにならず、原因は内部温度が高く、次々から次へと蒸発してしまう。沸騰点に達したお鍋に水を入れても溜まらない状況のようだ。ただし、蒸発するものが水蒸気だけならば問題ないが、圧力計も外部とほぼ同じ数字を示しているということは、蒸気がどんどん外部へ漏れ出している。その漏れ出した水蒸気に放射線を含んで放出しているということである。ダダ漏れ状況は何ら収まっていない。大気中にどんどん放出される状況は、高濃度排水からも蒸発しているはずであるから、まだまだ放射能の拡散、累積は続くのである。

 そして日本全国を汚染地帯にした報告も雑誌等で発表されつつあるが、政府は真剣に取り上げようとしない。その記事を読まれなかった方のためにすでに発売1週間がすぎているから、要約して別のプログ記事で一部掲載する。
 記事の内容の評価はご自信ですべきである。放射能汚染から自分を守る術は、自分自身しかない、ということが、事故発生以来100日以上を経過した時点での個人的な評価である。

太平洋の放射能濃度、昭和30年代の3分の1 原子力機構が1年後予測 〝大丈夫です、健康に影響なし〟この大本営発表は誰が検証し、誰が責任をとるのか [放射能汚染]



 この国の原子力村の住人はすべてが腐っているな!このようないい加減な発表内容を堂々と示す意図はよくわかる。組織防衛、失職を恐れているだけだ。健康被害など関係ない。緊急には被害が起きないから、5年後、10年後、20年後に被害が続出して、因果関係を証明されたら、つらっと、無表情で〝想定外〟でした、というのだろう。どこかで聞いた、言いわけ、今年の流行語大賞間違いなしの責任逃れに都合のいいことばだ。このような記事が完璧な風評被害ではなく、〝実質被害〟を増やすのだ。
 それにしても、なんら検証も無く、疑問もはさまず、ただ単に情報を垂れ流す、大新聞、マスコミこそ〝風評被害〟の助長、、真実の被害を隠す元凶だろう。

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