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総選手年棒とチーム成績の相関は? [野球]

 松井選手の周辺では、12日大リーグ各球団が保有選手に来季契約提示の有無を示す期限日で、アスレチックスから引き留められなかったカストが、新たにFAとなった。カストは今季25本塁打を放った一方で打率は・240、185三振で3年連続のア・リーグ三振王となった。打撃の安定感では松井秀と比較にならない。だがまだ30歳で、今季は外野で50試合先発した。アスレチックスはア・リーグ西地区の4チーム中で4位だった。売りは若い、安いだけで、来年のDHの本命は松井であり、ヤンキースをはじめワールドシリーズ制覇を狙うチームはとらないだろう。DHの最大の売りは試合を決める場面での勝負強さだからだ。松井選手と比べるのは失礼である。

 さて、今年も残り少なくなりプロ野球の情報では、ストーブリーグの悲喜こもごもの話題をたくさん目にする。一体、選手年棒とチームの成績の関係がどうなっているか、調べてみた。日本人選手だけの総年棒の数字は選手会のホームページにあるので、簡単に入手できるが、チームの浮沈を握る外国選手の年棒も含めた球団年棒を調べ、その数字を使ったので、あくまで外国選手の数字は推定値である。結果は以下の通り。

№  球団名     総年棒(単位:万円)   勝利効率(総年棒/補正勝利数)
 1. 巨人       462,806          4,950
 2. 阪神       408,910          5,926
 3. ソフトバンク   365,820          4,782
 4. 中日       296,950          3,644
 5. ロッテ      292,470           4,543
 6. 西武       255,940          3,555
 7. オリックス    252,860          4,436
 8. 日本ハム    238,590          2,875
 9. 横浜       234,680          4,602
10. ヤクルト     233,540          3,266
11. 楽天       202,010          2,607
12. 広島       177,300          2,646

※補正勝利数とは、引き分けを0.5勝と換算した。1勝143引分けで、勝率1.000で意味がないので、この場合には、1+143/2=72.5勝71.5敗勝率.503とした。
 青文字のチームは、クライマックスシリーズ進出チームである。

 巨人は日本人選手だけの総年棒は3位であったが、外国人年棒を加えると1位であった。成績もその通りとなった。日本ハムと楽天は、それぞれ8位と11位である。効率のいいチーム運営をしていると思う。楽天は勝利効率においても最低ということは、1勝利当たりの年棒が少なくてすんだチームということである。この線を守るためには、野村監督解任もやむなしか。

 目立つのは阪神である。日本人だけの総額で1位、外国人を含めたものも2位であり。選手は高い年棒の選手をたくさん抱えるが、結果に結び付いていない。原因は何か。しかし、城島の加入で額面通りの成績を来年は残しそうである。
 パ・リーグで同様なチームはソフトバンク。あまりの純血主義で、高年棒・高年齢化がでているのか、ペナントレースも後半の終盤で失速ぎみである。若い力を入れて競争と刺激を与えないと、来年も期待できないか。
 最後に広島は、年棒は最下位、しかし勝利効率は、楽天についで低い、言いかえれば効率よく勝利をあげているのである。いかんせん、この総額が毎年の予算とすると、高額のサラリーを求めて有力選手が次々とFA申請で他球団、MLBへ流出しまうのは、しかたがないかもしれない。
 
 さて、来年はどのような結果になるだろう。




 
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