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穴で足踏み、眠らないよう声掛け一夜過ごす 八甲田で不明後、無事下山の親子 [事故]

青森市の八甲田スキー場でスキー中に行方不明になり、3日無事下山した同市の会社員、小川信之さん(55)と次男の小学5年、大士君(11)。青森署にると、2人は2日午後、霧などでスキーコースを外れて迷っているうちに日が暮れ、大木の根元の穴に入った。スキー場のロープウエー山麓駅周辺の明かりが遠くに見え、パトカーのサイレンも聞こえたため、捜してくれるのを待とうと穴から動かず一夜を過ごした。

 食料や水は持っていなかったが、眠らないよう声を掛け合い、足踏みして寒さに耐えた。携帯電話は電池が切れていた。3日午前0時の山頂の気温はマイナス13度だったが吹雪などはなかったという。

 第一発見者の捜索隊員によると、2人はしっかりした様子で「大丈夫、元気です」と話し、スキーで下山した。隊員は「よく一晩過ごせた」と驚いていた。

(以上 産経ニュース 2011.1.3 16:42)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/110103/dst1101031645006-n1.htm

 冷静な判断が無事救出につながった。食料や水がなくても、じっと動かず、体力の消耗を防いだことが、生還のポイントである。


◆ 不明の親子が無事下山 青森・八甲田スキー場


 
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