【放射能漏れ】土壌から猛毒性プルトニウム検出 「人体に問題はない」本当か 福島原発 [警鐘]
◆ 東日本大震災:福島第1原発事故 プルトニウム検出 保安院審議官「憂うべき事態」
ついにプルトニウムが検出されたとの報道がされた。そして3号機がプルサーマル発電であることも初めて報道された。しかし、プルトニウムはヨウ素とは全く違う放射性物質であることは報じていない。
プルトニウム239は、自然界に存在しない、極めて毒性が高く、核兵器の原料になるため厳重な管理が求められる。ヨウ素との違いは、重い元素であるため大気中に飛散はしにくにが、周辺地域にばらまかれる可能性はある。もうひとつヨウ素との違いは、半減期が長い-2.4万年-ため摂取すると蓄積される。
3号機の燃料はMOX燃料(プルトニウムとウラン混合燃料)であるため、ウランに比べ融点が20度から40度低いという特徴がある。それだけ炉心溶融しやすい。炉心に使う燃料棒のうち、MOX燃料が全体の3分の1以下に抑えられているのも、それだけ管理が難しいから、とのこと。やっかいな3号炉である。
プルトニウムの大量流出の事態となったら目も当てられない。現在の作業も困難を極めることになる。早急に放射性物質の流出を止めることが、喫緊の大課題である。
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プルトニウム
水より約20倍重い金属で、体内に取り込まれると、がんの原因になる。本来、天然にはほとんど存在しなかったが、原子炉でウラン238が中性子を吸収してプルトニウム239に変化することで人工的に作られる。239の半減期は約2万4000年と極めて長い。酸化物の粉塵は吸入すると肺に沈着しやすく極めて有害。原子爆弾の材料にも用いられる。**********************************************************************************************************************
2011-03-29 06:25
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