【放射能漏れ】政府・東電が発表しようとしない今後1年間の放射能総量とその影響 [警鐘]
最近の原発報道は、放射能汚染水の海、地下水への流出と環境問題にかこつけての〝原発カムバック〟のための地ならし報道、そして補償問題と無関係のようで、妙にすべてが密接に絡んだ展開となってきた。原発を抱える他の電力会社は、いくらの〝金〟かの金額と補償対象の範囲はどこまでかを固唾をのんで見守っている。すべての原発が海岸沿いに立地し、地震多発時代に突入したため第二の〝福島第一〟がいつ出現してもおかしくない状況となってきた。しかし、冷静に今回の事故原因を考えると、避難されている方には大変失礼であるが、笑い話のようだ。わけは、いみじくも電力会社が、非常用の発電機まで停止してしまい電力供給がストップした、なんて端的に言えば、電力を生みだす装置が、電気供給停止のために危機に落ちいったのである。地震、津波の影響があったとはいえ、あまりにもお粗末。そして1ヵ月以上経過しても、依然として終息のための道筋が見えないため、その間、放射性物質を大気へ、海へ、地下水へと放出続けるのである。このような事態は、1950年代の核実験場にされた南太平洋の島々が受けた影響を、福島を中心として東日本一帯が汚染され続けるのである。このあたりの影響予測を政府も東電も、怖くて発表できないというより、先ほどの補償問題と絡んで影響範囲の拡大解釈をしたくないのである。
しかし、現実にはチェルノブイリ事故が発生した周辺地位Kで、時間の経過とともに何が起きたのかが、Y即できるはずである。そのためには、どの地域にどれくらい放射性物質が検出されたかを計測してゆく必要がある。
この放射性物質の今後の放出量も含めた総量とその影響についての説明について書かれた記事を掲載するが、唯の思いすごしであったと言えれば幸いであるが、この記事の通りの展開となることも十分に考えられるのである。
週刊現代の記事「この被曝があと1年続いても安全と言えるのか」よりの抜粋を掲載する。
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現在のような放射能垂れ流しが1年も続けば、漏れ出す総量は天文学的なものになることは間違いない。オーストラリアの気象地球力学研究所は、3月26日、福島第一原発から吐き出された放射性物質はチェルノブイリ原発事故をすでに超えているという予測を発表した。それによると福島第一原発の一日平均の放射性物質排出量は、ヨウ素131で10京(兆の1万倍)ベクレル、セシウム137で5000兆~5京ベクレルと見積もっている。あくまで大雑把な資産だが、すでにチェルノブイリを超えているのに1年も放出物質が出続ける可能性があるということが、いかに尋常ならざる事態であるかは想像がつくだろう。
これがどんな影響を及ぼすのか、アーノルド・ガンダーセン氏(米国のニュース専門チャンネルCNNで福島原発の状況や放射能汚染の実態を解説している原発エンジニア)の話を最後に紹介しておく。
「チェルノブイリ事故後の後、いまだにドイツでは猪を食べられません。土壌にたくさんのセシウムが落ち、それが猪の餌となるキノコに吸収されたからです。牛にしても、セシウムに汚染された牧草を食べていたら、その肉を食べてはいけない。
放射能汚染の影響は、人間ではガンの増加などに表れますが、他にも様々な調査があります。たとえばチェルノブイリ事故から25年にわたって鳥の調査をした結果、脳が10%も小さくなっていたという報告もある。スリーマイル事故でも、双頭の牛が生まれたり、動物の奇形が数多く報告されています。放射能は遺伝子レベルで影響を与えるから、こんなことが起こってしまうのです。
私は、フクシマの近くに住んでいる人たちに確認したいことがあります。スリーマイルのとき、口の中で鉄のような味を感じた人が非常に多かった。チェルノブイリでも同じようなことを言う人がたくさんいた。フクシマについての報道をチェックする限り、いまはまだそうした証言はないようですが、フクシマ近くの人たちは、そんな鉄のような味を感じたことはないでしょうか」
安全だ、安全だと言っている間にも、放射性物質はどんどん放出され、自然界にも蓄積されていく。もちろん、体内にも溜まっていく。そう、この瞬間にも。
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最後に、ガンダーセン氏の警告を掲載しておく。
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「フクシマから漏れ出した放射性ヨウ素131は、カリフォルニアまで飛んできています。カリフォルニア大学バークレー校の調査でそれがはっきりしました。地上に落ちたヨウ素131は濃度が低くても、それが牧草に吸収され、さらにその牧草を牛が食べ・・・・・・というルートで牛乳に濃縮されて検出されたのです。カリフォルニアではしばらく牛乳を飲まないほうがいいでしょう。アメリカにまで放射性物質が飛んできている以上、中国や韓国に飛んでいる可能性は十分にあります。
私は前から、日本政府が避難圏を拡大するように言い続けていますが、残念ながらいまだに聞き入れられない。しかし、政府はいま起きていることを素直に認めて、少なくとも原発から50km圏内の人はすべて避難させたほうがいいと思います。今、現地の風は主に海の方向に流れていますが、この風が内陸に向かえば、とても深刻な汚染が起きてしまうと心配しています」
韓国では4月6日、原子力安全技術院が国内12ヵ所の測定所すべてで放射性ヨウ素が検出されたことを発表。これで4月3日以降、4日連続で放射性物質が検出されたことになる。中国でも18の省や地域でヨウ素やセシウムといった放射性物質が検出され、専門家が人民日報などで「微量で健康に影響ないが、心配なら雨に濡れないように」コメントを出す事態になっている。
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ここに書かれたことが、唯の懸念であったことを祈るのみである。
しかし、現実にはチェルノブイリ事故が発生した周辺地位Kで、時間の経過とともに何が起きたのかが、Y即できるはずである。そのためには、どの地域にどれくらい放射性物質が検出されたかを計測してゆく必要がある。
この放射性物質の今後の放出量も含めた総量とその影響についての説明について書かれた記事を掲載するが、唯の思いすごしであったと言えれば幸いであるが、この記事の通りの展開となることも十分に考えられるのである。
週刊現代の記事「この被曝があと1年続いても安全と言えるのか」よりの抜粋を掲載する。
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現在のような放射能垂れ流しが1年も続けば、漏れ出す総量は天文学的なものになることは間違いない。オーストラリアの気象地球力学研究所は、3月26日、福島第一原発から吐き出された放射性物質はチェルノブイリ原発事故をすでに超えているという予測を発表した。それによると福島第一原発の一日平均の放射性物質排出量は、ヨウ素131で10京(兆の1万倍)ベクレル、セシウム137で5000兆~5京ベクレルと見積もっている。あくまで大雑把な資産だが、すでにチェルノブイリを超えているのに1年も放出物質が出続ける可能性があるということが、いかに尋常ならざる事態であるかは想像がつくだろう。
これがどんな影響を及ぼすのか、アーノルド・ガンダーセン氏(米国のニュース専門チャンネルCNNで福島原発の状況や放射能汚染の実態を解説している原発エンジニア)の話を最後に紹介しておく。
「チェルノブイリ事故後の後、いまだにドイツでは猪を食べられません。土壌にたくさんのセシウムが落ち、それが猪の餌となるキノコに吸収されたからです。牛にしても、セシウムに汚染された牧草を食べていたら、その肉を食べてはいけない。
放射能汚染の影響は、人間ではガンの増加などに表れますが、他にも様々な調査があります。たとえばチェルノブイリ事故から25年にわたって鳥の調査をした結果、脳が10%も小さくなっていたという報告もある。スリーマイル事故でも、双頭の牛が生まれたり、動物の奇形が数多く報告されています。放射能は遺伝子レベルで影響を与えるから、こんなことが起こってしまうのです。
私は、フクシマの近くに住んでいる人たちに確認したいことがあります。スリーマイルのとき、口の中で鉄のような味を感じた人が非常に多かった。チェルノブイリでも同じようなことを言う人がたくさんいた。フクシマについての報道をチェックする限り、いまはまだそうした証言はないようですが、フクシマ近くの人たちは、そんな鉄のような味を感じたことはないでしょうか」
安全だ、安全だと言っている間にも、放射性物質はどんどん放出され、自然界にも蓄積されていく。もちろん、体内にも溜まっていく。そう、この瞬間にも。
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最後に、ガンダーセン氏の警告を掲載しておく。
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「フクシマから漏れ出した放射性ヨウ素131は、カリフォルニアまで飛んできています。カリフォルニア大学バークレー校の調査でそれがはっきりしました。地上に落ちたヨウ素131は濃度が低くても、それが牧草に吸収され、さらにその牧草を牛が食べ・・・・・・というルートで牛乳に濃縮されて検出されたのです。カリフォルニアではしばらく牛乳を飲まないほうがいいでしょう。アメリカにまで放射性物質が飛んできている以上、中国や韓国に飛んでいる可能性は十分にあります。
私は前から、日本政府が避難圏を拡大するように言い続けていますが、残念ながらいまだに聞き入れられない。しかし、政府はいま起きていることを素直に認めて、少なくとも原発から50km圏内の人はすべて避難させたほうがいいと思います。今、現地の風は主に海の方向に流れていますが、この風が内陸に向かえば、とても深刻な汚染が起きてしまうと心配しています」
韓国では4月6日、原子力安全技術院が国内12ヵ所の測定所すべてで放射性ヨウ素が検出されたことを発表。これで4月3日以降、4日連続で放射性物質が検出されたことになる。中国でも18の省や地域でヨウ素やセシウムといった放射性物質が検出され、専門家が人民日報などで「微量で健康に影響ないが、心配なら雨に濡れないように」コメントを出す事態になっている。
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ここに書かれたことが、唯の懸念であったことを祈るのみである。
隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ
- 作者: 小出 裕章
- 出版社/メーカー: 創史社
- 発売日: 2011/01
- メディア: 単行本
2011-04-16 17:07
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