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「ビール純粋令」を無形文化遺産に、独で運動 500年前の規制を守り続ける頑固さに脱帽だ [海外]



 ドイツのビールのうまさはここにありのようだ。どこかに国のように純粋な米からのアルコールに得体のしれない醸造用アルコールという添加物を加えて、増量して売っていては、酒文化は滅びるばかりだ。日本には日本酒純粋令のような決まりも無く、唯、売れればいい、とまずい酒を市場に送り出してきた歴史がある。これでは、無形文化遺産にはならない。日本酒は純米酒以上が本来の日本酒である。これは、35年以上飲み続けてきた結論である。
 さて、ドイツのビールは現地で買うと、日本のような酒税はないから、付加価値税だけだから、安い。ミネラルウオーターとほとんど変わらない。感覚的には、日本のほぼ半額で飲める。そして市場を独占しているような醸造メーカーはないから、地域、地域でユニークなおいしいビールに巡り合える。個人的には、黒ビールの味が非常によかった。日本の黒ビールのようにたくさん飲んでもくどくないのである。
 しかし、500年以上もビールの原料を規定し、そして、税金をかけてはならない、という規制も同じように昔からの伝統であるから、ビールに税金をかけようとする政党は、政権をとれない。すごいこだわりだ。
 もうひとつ、日本にない行動として、瓶ビールのリサイクル活動がある。酒を売るお店には、瓶を回収する回収機が店内においてあり、そこに瓶を入れると、クーポン券が発行され、それをもって再度ビールを購入すると、クーポン券の分だけ割引されるのである。お金のない人は、街のさまざまな場所から空き瓶を集め、ビールに変えている人がいることも発見。目に見える環境活動のようだ。
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