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東日本大震災:福島第1原発事故 2号機水位、測れず 格納容器内の温度高く 収束には程遠い状況だ [放射能汚染]

東日本大震災:福島第1原発事故 2号機水位、測れず 格納容器内の温度高く
毎日新聞 2011年6月25日 東京夕刊

 東京電力は25日、福島第1原発2号機の原子炉圧力容器に新たに取り付けた水位計が作動せず、水位が測れていないと発表した。原子炉の冷却を進める上で、正確な水位を把握することは必須。東電は今後対策を検討するという。

 水位計は圧力容器の外側に配管をつなぎ、水を通して水位を測定する仕組みで、格納容器内に設置しているが、格納容器内の温度が高いため、配管内の水が予想より多く蒸発しているとみられる。

 東電は今月22日、二重扉を開放して環境が改善された2号機原子炉建屋に作業員が入り、水位計と圧力計を順次設置した。

 圧力計で計った炉内の圧力は25日午前5時現在、大気圧を約0・1気圧上回っているだけ。気体などが外部に漏れ出ている可能性が高い。

 1~3号機は事故で全電源を失った結果、冷却水の水位が下がって核燃料のほとんどが溶け、圧力容器の底にたまる状態(炉心溶融)になったとされる。

 2号機の圧力の結果から、事故直後に溶け落ちた核燃料によって容器に穴が開くなど損傷していることが裏付けられた。東電は今月3日、1号機にも新たな圧力計を設置し、大気圧とほぼ同じという結果を得ている。

 また東電は、冷温停止中の5号機で津波により故障していた「補助海水ポンプ」の修理が終わり、24日夕から運転を始めたと発表。使用済み核燃料プールなどを冷やすためのポンプで、5号機ではこれまで別のポンプで原子炉とプールを12時間ずつ冷やしていたが、今後は両方を24時間冷やせるようになった。【関雄輔、杉埜水脈】

◇ 福島第1原発:2号機圧力容器の損傷裏づけ
  毎日新聞 2011年6月25日 11時39分
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新聞の片隅の小さな記事であるが、重大な事実を明らかにしている。ひとつは、水を注いでも注いでもいっぱいにならず、原因は内部温度が高く、次々から次へと蒸発してしまう。沸騰点に達したお鍋に水を入れても溜まらない状況のようだ。ただし、蒸発するものが水蒸気だけならば問題ないが、圧力計も外部とほぼ同じ数字を示しているということは、蒸気がどんどん外部へ漏れ出している。その漏れ出した水蒸気に放射線を含んで放出しているということである。ダダ漏れ状況は何ら収まっていない。大気中にどんどん放出される状況は、高濃度排水からも蒸発しているはずであるから、まだまだ放射能の拡散、累積は続くのである。

 そして日本全国を汚染地帯にした報告も雑誌等で発表されつつあるが、政府は真剣に取り上げようとしない。その記事を読まれなかった方のためにすでに発売1週間がすぎているから、要約して別のプログ記事で一部掲載する。
 記事の内容の評価はご自信ですべきである。放射能汚染から自分を守る術は、自分自身しかない、ということが、事故発生以来100日以上を経過した時点での個人的な評価である。
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