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原発事故 大津波が原因 東電中間報告 「全員撤退」は否定 [原発事故]

自分たちの都合の悪いことは隠し、自己弁護だけの内容となっているという評価がほぼ確定した。予想通りとはいえ、組織延命が至上命令の東電にあっては、事故原因をすべて〝想定外〟の津波に浴びせ倒すことが、絶対必要だからだ。口が裂けても、自分たちの初期動作対応、地震の揺れによる配管損傷などとは絶対に言えないのである。

しかし、ここにきて、津波原因説を唱えているのは、東電だけで利害関係の関係者は地震の揺れによる配管の裂傷が、水位の低下及びメルトダウン、燃料棒の拡散を招いた説の方が、さまざまな事象に説明がつくようなのだが、これは東電にとって不都合な真実であるから、臭いものに蓋をして、一切認めず、調査しようともしないらしい。この思考パターンは、事故発生前に、原発事故は絶対に起こらないはずであるから、事故が起きた後のことを考え、対策をとっても仕方がない、という発想と全く同じで空恐ろしさを感じる。

このような危険な凶器を扱いながら、事象が起きる可能性のすべてを考えず、一方的に一つの方向にもっていこうとする策動の行き着く先は、壊滅的な被害の再来を待つしかないのだろうか。

この中間報告が発表される1週間前から一生懸命、正当化を謳う提灯記事がにぎわしたが、すべてこの中間報告を正当化するための情報操作誘導記事の類であった。マスコミはそれをただ垂れ流し、何の意図も報じない姿勢には、鉄槌がくだるだろう。東電の広報担当マスコミは無用だ。

 東電中間報告、自己弁護に終始 幹部証言公表せず
福島原発事故  2011/12/02   日本経済新聞 


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