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警戒区域で見た過酷な現実 産経ニュースからのコラムより [原発事故]

警戒区域で見た過酷な現実

  原発推進を社是にしている産経新聞のニュースの中でこのような記事を目にするとは思わなかった。原発継続を声高に主張される方々は、このコラムをよく読んで、復興のために直ちにこの地域に引っ越しそこで生活し、それでもなお原発が必要と思えば主張すればいい。安全な場所で、原発推進を叫んでも何ら正当性の主張にならない。産経新聞も直ちに福島県浜通りに社屋を移転すべきである。

次の記事が心に響いた。

 自宅から思い出の品や生活用品を持ち出す老婆と息子を取材できた。この自宅は第1原発からわずか2キロの地点。黙々と持ち出し準備をする息子は開口一番、東電への怒りをぶちまけた。

「死ぬまでに悲しみと怒りと憎しみを背負っていかなければならない。東電のやっていることは人の道を外れている。誠意を示してほしい」

 息子は抗議の意味で、持参しなければならない放射線の線量計を持ってこなかったという。「東電からは国の方針で線量計を下げてくれと言われたが、自分たちが起こした事故に対して国の方針というのはおかしい」と声を荒げた。傍らでは母親が黙々と冬物をビニール袋に入れていた。


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