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WBCの亡霊?? [野球]

 プロ野球も終盤戦に突入。セリーグは巨人のぶっちぎりで3連覇。焦点はクライマックスシリーズを賭けた3位争いが熾烈である。一方のパリーグはまだ、優勝チームが決まっていないが、楽天が2位に進出し、クライマックスシリーズ争いはほぼ決着済みか。

 ところで、今年の春先にWBCが開催され日本中の野球ファンを熱狂させたが、その後のペナントレースやMLBでの活躍には明暗が分かれたようだ。連覇をなしとげた選手たちに想像以上の肉体的、精神的疲労があったのだろう。レッドソックスの松坂選手でさえ、最近になってやっと普通のピッチングにもどったようである。これからのポストシーズンでの活躍に期待したい。日本では、優勝間近の日本ハム、ダルビッシュ投手がここにきて戦線離脱。イチロー選手をはじめとして、何らかの怪我やスランプに陥った選手が多かった。

 このような状況を見て、プロ野球球団の経営者側には、WBCへの出場をマイナスに考える意見もあると聞く。現に中日球団はひとりの選手も参加させなかった。(表向きは、コンディション不良を理由に選出選手全員が辞退した。)
 なにをかいわんやである。今シーズンの球場への観客動員数は昨年を上回ると聞く。WBCで活躍した選手の姿を自分の目で見ようと、足を運ぶファンや興味をもった新たなファンを獲得した結果ではないだろうか。今後もNPBがWBCを盛り上げるような動きをしないとファンに見放され、プロ野球の衰退を招き、MLBへの人材流出はもっと加速するはずである。

 ところで、WBCに参加した選手の中に巨人の亀井選手がいた。選手された当初は何故、彼が選ばれたかはよくわからなかった。前シーズンの成績からいっても、ポジション的にも1軍半程度の選手かなと思っていたのに選ばれた。表向きの理由は外野守備のどこでも守れるというものと原監督が思いのままに使える選手として選んだように思った。ペナントレースでの活躍は、圧巻であった。巨人の5番は当初、WBCの韓国代表を辞退した李選手。ところが、シーズン当初はそこそこ活躍したが、その後スランプに陥り、亀井選手が5番に座ることが多くなり、守備位置も外野から1塁手もこなしていた。そして大ブレークである。想像であるが、WBCでの経験が彼の才能を開花させるきっかけになったに違いない。

 原監督が次世代の巨人を担う選手育成の一環として、日本で味わえない経験を積ませるために亀井選手をWBCの一員に選んだのではないだろうか。また、これを受け入れ、期待に応えた亀井選手もさすがである。生え抜きの巨人中軸選手のひとりとして、今後のクライマックス、日本シリーズでの活躍を期待するのである。

 次回のWBCでは、エース田中(楽天)、3番青木(ヤクルト)、4番中村(西武)、5番亀井(巨人)・・・なんて、勝手な夢を描いている。楽しみである。

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