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日本球界への復帰??? [野球]

 さきほど、ヤンキースが6年ぶりにリーグ優勝し、ワールドシリーズへの進出を決めた。現在、まだシーズン中の球団は、フィリーズとヤンキースのみになってしまった。その他の球団では、来季に向けて戦力の立て直し、監督の入れ替えが盛んである。
 日本人選手の動向のニュースもいくつか目にする。その中でも注目を浴びているのは城島選手である。マリーナーズを契約期間があと2シーズン残しているにも関わらず、自ら退団。理由は試合への出場機会の減少とのこと。確かに今期は、71試合でマリナーズにきてから最低の試合出場となった。原因は主力投手から拒否があり、ロブ・ジョンソン捕手が80試合に出場して、正捕手に近かった。要は居場所がなくなったのである。
 そこで、日本球界復帰の話となった。残念ながら、大リーグ球団からのオファーはないようである。ネックは高額な年棒と城島のキャチャースタイルが受け入れられないようである。見る目がないのだろう。
さて、日本では早速、阪神と古巣のソフトバンクが手を挙げた。阪神球団の課題は、金本選手の後を担う、甲子園のスター選手が営業的に必要なのである。また、今期の戦績を観ても、巨人との差は明らかに打撃力。

阪神 総得点 548  本塁打 106  打率 .255  防御率 3.28
巨人 総得点 650  本塁打 182  打率 .275  防御率 2.95

また、WBCでの活躍をみてもプレッシャーにも強く、華のある強打者が必要なのだろう。いつまでも40歳トリオに頼っては行けないだろう。

 捕手としての城島選手の実力は、WBCでの選出過程においても、原監督はいの一番に城島選手に捕手として打診していた。そして、出場しての活躍はご存じの通りである。面白いのは、野村前監督(楽天)はあまりキャッチャーとしてのインサイドワーク(配球術)を評価していないのである。WBCでの韓国戦での東京での敗北(日本0-1韓国)で城島のリードが悪いと、非難していたが、城島は意に介さなかった。簡単いうと、前打席に打ち取った球腫は次回は使わず、別の球種でアウトをとるべき、が野村。このときの城島ー岩熊バッテリーは「同じ球種のあの一球が必ず生きてくる。あの打者にはもっと厳しく攻めないといけない」と思った、そうだ。城島は、「これですべてが決まるなら別だけど、逃げてばかりいては、何も得るものはないじゃないの」と語った。(以上、永谷 修・武田 薫著 「サムライたちの凱歌」より)
 野村さんのリードは、あくまで打者中心に考えその打者の弱点を徹底的にせめる投球をピッチャーに指示するようである。翻って、城島選手は、あくまでピッチャーの当日の切れのあるボールで勝負させる投球術のようである。来季からは見られるので楽しみである。

 さて、ソフトバンクはすこし遠慮がちに手をあげた。これには理由がある。いくら王さんの愛弟子とはいえ、正捕手候補が今期育っているのである。田上選手である。間違いなく、巨人の阿部選手につぐ捕手として成績をのこしているのである。

田上(ソフトバンク) 打率 .251 打点 80 本塁打 26 長打率 .458
阿部(巨人)     打率 .293 打点 76 本塁打 32 長打率 .587

この2人が捕手としての打撃成績は抜きんでている。常時、試合出場が前提条件とすると捕手の座を用意しての交渉が必要となるのである。絶対に、阪神が有利であると思うし、甲子園の大観衆の中の城島のリード、バッティングを観てみたいものである。

 さて、WBCに関する本は2冊読みましたが、今回はこちらを紹介します。人選過程と選ばれた選手間の人間関係の描写が面白かった。今回は、コラム的記事が多く、WBCに直接関する記事は少ないかなと感じましたが、ゲームの裏側を知るうえでは、興味深い内容がありました。

サムライたちの凱歌~19日間の死闘の果てに

サムライたちの凱歌~19日間の死闘の果てに

  • 作者: 永谷 脩
  • 出版社/メーカー: 廣済堂出版
  • 発売日: 2009/07/29
  • メディア: 単行本




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