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【北朝鮮】北の異様な血縁独裁体制 28歳の三男が後継者へ 実妹も「大将」 [世界の出来事]

 北朝鮮の金正日総書記が後継者と目される三男の金ジョンウン氏に「大将」という軍称号を与えた。実妹の金敬姫・軽工業相にも同じ措置をとったという。軍経験のまったくない28歳の息子や妹に「大将」とは異例中の異例だ。

 金総書記自身、朝鮮人民軍最高司令官で国民には「将軍さま」と呼ばせている。軍事優先の「先軍政治」をスローガンにする北朝鮮の最高権力機関である「共和国国防委員会」の委員長でもある。そして現在、権力ナンバー2の張成沢・国防委副委員長は妹の夫だ。

 こうした権力中枢の姿は、北朝鮮が3代にわたる権力世襲と家族支配という“金王朝”を、軍事独裁体制で引き続き維持していこうという姿勢を内外に鮮明にしたものだ。

 21世紀の現代世界ではどこにも見られない“世襲兵営国家”である。そして28歳の世襲後継者というのは、どこか宗教組織を思わせる。
(以上 産経新聞 一部抜粋)

 国家指導者という地位はよほど〝美味しい〟地位なのだろう。直系の親族以外に継承させたくない心理がはたらくのは、朝鮮民族の心理なのだろうか。韓国でも大統領の地位につくと親族に便宜を謀った罪で、大統領をやめると逮捕され、その罪状が暴かれるという、話が何度もあった。
 それにしても、3代目まで無理矢理、権力を使って継承させる行為を国民は醒めた目でみていることだろう。国家権力は崇拝を強要するために、さまざまな寓話を創作して、国民への洗脳をはかる。しかし、いずれ化けの皮ははげる。これは過去の歴史が証明している。
 金正日は、どの国を参考にしてこのような〝親族世襲〟体制を思いついたのか。恐らく戦前の明治以降の日本ではないだろうか。まず、軍の中枢の地位につかせること自体が、全く同じ発想である。国民に戦う姿勢をみせられる絶好の機会とともに、簡単に手柄を捏造しやすいからである。しかし素人が軍のトップに立つとロクなことはない。理不順な戦を始めて滅亡するか、無能ぶりがバレて失脚するかが、3代目の運命のように思える。

 商家も3代目が、商売が分からず、遊び呆けるだけで石潰しとなって没落する。これは世の習いである。

◆参照記事
 北の異様な血縁独裁体制 28歳の三男が後継者へ 実妹も「大将」 (産経新聞 2010/09/28 11:14)




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