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世界遺産:小笠原諸島、自然遺産に登録決定 ユネスコ [トレンド]

世界遺産:小笠原諸島、自然遺産に登録決定 ユネスコ
毎日新聞 2011年6月24日 22時52分

 パリで開かれている国連教育科学文化機関(ユネスコ)の第35回世界遺産委員会は24日、小笠原諸島(東京都小笠原村)の世界自然遺産登録を決定した。他地域にみられない固有種の多さなどが評価された。日本の自然遺産は白神山地(青森、秋田県)、屋久島(鹿児島県)、知床(北海道)に続き4カ所目。

 小笠原諸島は都心から約1000キロ南の太平洋上にあり、南北約400キロに及ぶ大小30の島々で構成される。登録地は、自衛隊基地がある硫黄島などを除く陸海合わせて約7940ヘクタール。大陸と地続きになったことのない「海洋島」で、動植物が独自の進化を遂げ、「進化の実験場」「東洋のガラパゴス」と呼ばれる。

 カタツムリなどの陸産貝類106種の100種(94%)、植物441種の161種(36%)、昆虫1380種の379種(27%)が他では見られない固有種だ。特に、陸産貝類はガラパゴス諸島(エクアドル)など他の海洋島と比べて面積あたりの固有種率が高く、絶滅率は22%と低い。国際的に貴重で絶滅が心配される野生生物は、オガサワラオオコウモリやクロアシアホウドリなど57種に上る。

 同委員会では、現地を調査した国際自然保護連合(IUCN)から「固有種が多く、一つの種から多様な進化を遂げている点でも他の海洋島と異なる」と説明。固有種の生息を脅かす外来種対策では「島民と行政など関係機関が一体となって取り組んでいる」と評価した。その上で21カ国の委員が審査し、登録を決めた。

 小笠原諸島を訪れる観光客は年間約1万5000人。登録に伴って、地域の活性化が期待されるが、外来種持ち込みの危険性は高まる。政府や村は外来種の駆除を継続するほか、検疫を検討していく。【八田浩輔】

 ◇世界遺産

 生態系や景観などを対象とする自然遺産、歴史的建造物や遺跡などの文化遺産、その両方の性質を持つ複合遺産の3種類がある。各国が人類共通の財産として国連教育科学文化機関(ユネスコ)に登録を推薦し、毎年の世界遺産委員会で可否が決まる。登録されると保護が義務づけられる。昨年までに、自然遺産180件(うち日本3件)、文化遺産704件(同11件)、複合遺産27件(該当なし)の計911件が登録されている。
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「小笠原諸島を訪れる観光客は年間約1万5000人。」とあるから誰もが気軽に行ける場所ではないことが、通俗的な観光地化を防いできた。30年前以上に1度訪れたことがある。記憶では、片道29時間30分かかった。船酔いでほとんど横になっていた。ちょうどゴールデンウィークのときで、船は定期便の船。約3000トンクラスであった。船内は満員で、一人横になるスペースだけが確保されていた。朝10時に出港して、翌日の午後3時半に到着。到着といっても岸壁に横付けできず、沖に停泊して、そこから小さい船に乗り換えてやっと小笠原の父島に到着。その頃は宿泊設備も貧弱で、船内泊となった。しかし、翌日、海に浸かって遊んだが、海がきれいであったこと、海ガメの施設があったことと見事に日焼けしてしまった、ことを覚えている。今はどうなっているのだろう。

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