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【セシウム汚染牛】山形、新潟でも疑い牛…70頭と24頭出荷 [放射能汚染]

セシウム汚染:山形、新潟でも疑い牛…70頭と24頭出荷
毎日新聞 2011年7月18日 21時32分

 セシウムに汚染された稲ワラを介しての汚染牛騒動は、山形県、新潟県へと拡大していった。相当数の牛が、市場に出回ってしまっていて、もはや全面的に回収することは不可能らしい。
 それにしても、今頃大騒ぎするとは、実態はほとんど放射能検査は行われていないという現実が浮かび上がったようだ。牛だけの騒動に収まりそうにない。

 以下に記事全文を掲載。
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 肉牛の放射性セシウム汚染問題で、山形県は18日、県内の農家4戸が宮城県の同一業者から稲わらを購入し、このうち2戸の稲わらから国の暫定許容値の最大14倍のセシウムを検出したと発表した。4戸は稲わらを与えた肉牛70頭を出荷していた。

 新潟県も同日、長岡市の農家2戸が宮城県内の業者から購入した汚染わらを牛に与え、1戸が24頭を出荷していたと発表。福島県外で汚染の疑われる牛が判明したのは初めて。

 山形県によると、4戸は尾花沢市、飯豊町、白鷹町の畜産農家で、70頭は県内と東京都、宮城、奈良県の食肉処理施設などに出荷された。4戸にわらを販売したのは、福島県相馬市の農家に汚染わらを販売したことが16日に分かった宮城県大崎市の業者。この業者によると、原発事故後、市内の複数の農家から3月下旬~4月、水田に置かれていた稲わらを購入。山形県の4戸に販売した。

 一方、新潟県によると、長岡市の農家2戸も宮城県登米市と栗原市の2業者から、暫定許容値の8~16倍のセシウムを含む稲わらを購入して牛に与え、24頭が長岡市内と東京都内で食肉処理された。

 ◇福島では新たに411頭

 政府は19日にも福島県全域の肉牛出荷停止を県に指示する方針だが、同県外の農家への対応を迫られるのは確実だ。鹿野道彦農相は18日夜、11都県で実施している畜産農家への飼育実態の聞き取り調査を新潟県などに広げる意向を示した。また、福島県でも同日、二本松、本宮、郡山、須賀川、白河市と会津坂下町の農家計7戸から汚染が疑われる牛計411頭が出荷されていたことが新たに判明した。

 県によると、本宮市の稲わらからこれまでで最も高い、暫定許容値の520倍の放射性セシウムが検出された。7戸のうち6戸は県内産の稲わら、須賀川市の1戸は宮城県の業者から購入した稲わらを与えていた。

 411頭は3月28日~7月6日、福島県、群馬県、栃木県、埼玉県、東京都、兵庫県の食肉処理場に出荷された。汚染わらを食べて出荷された牛は、これで648頭になった。【川上晃弘、吉永康朗、小林多美子、種市房子】
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