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警戒区域:年積算最高508ミリシーベルト…文科省推計 人はとうてい居住できない数値だ [放射能汚染]

警戒区域:年積算最高508ミリシーベルト…文科省推計
毎日新聞 2011年8月20日 0時16分(最終更新 8月20日 0時26分)

 20キロ圏内の各地の放射能の年積算量予測値が公表された。人体に影響ない年間1ミリシーベルト以内の地域は皆無で、泥縄式に決めた暫定の20ミリシーベルトを越える地点が、50地点のうち35地点となった。しかし、この数値も現状維持のままで、今後不測の事態が発生しないという前提条件の数値である。しかし、3月11日から10日間の数値も考慮もいれられたことは、数値の精度を高めていると考える。公表されている累積値において、この10日間を意図的なのか、実数値がないと言う理由で除外した数値が、独り歩きしていたが、やっとあの10日間も含まれた数値が出てきたことは、評価していい。

 しかし、観測点が20キロ圏内の広範囲の地域の割に、あまりにも少なすぎる。もっと多くの観測地点が必要で、ホットスポットと呼ばれる高い数値を記録する地域はまだあると予測する。文科省は県単位で毎日公表しているが、あの大雑把な観測点だけの情報は、あまり役に立たなくて、きめ細かい地点での観測が、福島第一原発に近い地域ほど必要である。

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◆警戒区域内50地点の来年3月11日までの年間積算線量推計値◆
地点名福島第一原発からの
方位・距離
放射線量
(ミリシーベルト)
1田村市都路町古道西南西18キロ7.7
2田村市都路町古道西17キロ6.6
3大熊町小入野西南西3キロ508.1
4大熊町夫沢西2.5キロ393.7
5大熊町熊川南南西3キロ233.0
6大熊町下野上西南西5キロ198.1
7大熊町夫沢西2.5キロ169.2
8大熊町夫沢西北西2.5キロ143.4
9大熊町熊川南4キロ126.7
10大熊町野上西南西7キロ99.5
11大熊町小入野西南西3.5キロ80.9
12大熊町野上西11キロ24.2
13大熊町大川原西南西8キロ23.5
14大熊町野上西14キロ21.6
15浪江町川房北西20キロ223.7
16浪江町井手西北西9キロ148.5
17浪江町小丸西北西12キロ145.4
18浪江町昼曽根北西20キロ145.1
19浪江町室原北西16キロ127.8
20浪江町末森北西11キロ61.8
21浪江町酒井北北西7キロ57.9
22浪江町立野北西14キロ38.3
23浪江町立野北北西11キロ38.0
24浪江町北幾世橋北8キロ4.1
25双葉町長塚北北西5キロ172.4
26双葉町石熊西7キロ126.6
27双葉町長塚北北西4キロ67.4
28双葉町山田西7キロ66.9
29双葉町前田西北西3.5キロ52.5
30双葉町寺沢北西7キロ45.0
31双葉町新山北西3.5キロ28.8
32富岡町小良ケ浜南南西6キロ115.3
33富岡町本岡南南西7キロ77.0
34富岡町上手岡南西8キロ39.5
35富岡町上手岡南西13キロ33.2
36富岡町小浜南10キロ39.5
37富岡町上郡山南南西13キロ21.7
38富岡町上手岡西南西10キロ13.7
39楢葉町上繁岡南南西14キロ15.4
40楢葉町井出南西15キロ13.1
41楢葉町井出南16キロ5.1
42川内村下川内西南西19キロ11.4
43川内村下川内西南西16キロ7.8
44南相馬市小高区金谷北西18キロ53.1
45南相馬市小高区神山北北西13キロ12.4
46南相馬市小高区大富北北西19キロ11.8
47南相馬市小高区片草北北西18キロ6.5
48南相馬市小高区泉沢北北西14キロ4.1
49南相馬市小高区行津北北西11キロ3.7
50南相馬市小高区大井北16キロ3.6


以上 毎日新聞朝刊 2011年8月20日より転載
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