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「地中に沈んだプルトニウムの危険」という記事内容でわかる政治家とマスコミの無知 [放射能汚染]

地中に沈んだプルトニウムの危険
2011年9月17日(土)22時0分配信 週刊実話

 内容については、別の記事に書いたのでここでは書かない。この内容が真実ならば何故、新聞の1面のトップ記事にならないのか。
 「メルトダウン」の公表内容は、トップを飾ったが、その後の追跡記事はほとんど無い。メンルダウン後の燃料棒の残骸はどこへ行ったのか不明であるが、ひたすら水の注入は続けて、やっと循環システムが動き出した。しかし、汚染水の漏れと、大気への放射性物質の放出は止まっていない。
 そして、次の危機がせまっているのである。その一つは、設備全体の老朽化、径年の放射能汚染による材質の劣化、脆弱性の促進により、たび重なる地震による配管破壊の危険性が増しているのである。そしてもう一つの爆弾が、使用済み燃料棒を収容しているプールの設備である。ここも何があっても水をキラしてはいけない設備であるが、原子炉設備と同じように径年劣化はさけられない。また地上3階、4階にあるためプールを支える建造物の強度も地震に耐えられるのか、疑問符がつくのである。

 さて、この記事でわかる政治家とマスコミの無知であるが、政府・東電が何故メルトダウンを発表した後に何も対策を打ち出さない不思議さに疑問を呈しないのか、ということである。
 最近出版された本「福島原発でいま起きている本当のこと」では、一刀両断で、「メルトダウンしているとすれば圧力容器外部の温度はもっと高いはず」であるが、メルトダウンの際の崩壊温度、すなわち圧力容器の燃料の温度は2700度に達します。しかし、事故以降に測定された圧力容器下部の温度は、最高でも400程度。圧力容器の内と外を隔てるのは、厚さわずか16センチの鉄鋼版。この厚さでこの温度差は、到底あり得ない。さらに、もうひとつの矛盾は、原子炉建屋内の「放射線量」。メルトダウンにしろ、メルトスルーにしろ、大部分の燃料がそういう状態になっているなら、放射線量は、容器から同心円状に広がるはずです。しかし、実際は、場所によって不規則に線量が高いところがあるのである。この事実は、燃料の一部分がメルトダウンしたにしろ、その残りは「散らばっている」ことを示している。

 さらに、メルトダウンの報道以降、現場作業を精査しても、メルトダウン、メルトスルーを確信した上での作業は行われていない。たとえば、もしメルトスルーしているなら、燃料は圧力容器の外にあるので、容器に注入してもしかたないのである。これは、「燃料ペレットは散らばっていて、どこにあるかわかっていない」という推測を裏付けている。

 以上により、「メルトダウン報道」は何かもっと重大な事実を隠すための「方便」だったのか。そして政治家もマスコミもこの挙動不一致な政府・東電発表の信ぴょう性を追求しないのか。
 この記事内容は、政治家と政府・官僚との猿芝居に過ぎない。また、これを何の疑問も呈さず報道するマスコミも同罪である。
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