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結城紬、世界にPR パリ生地国際市初出展へ 生産工程も実演 [トレンド]

結城紬、世界にPR パリ生地国際市初出展へ 生産工程も実演
2011年9月18日(日) 茨城新聞

 昨年の11月のユネスコの無形文化遺産に登録に続いて、ファッションの本場、パリで製品のみならず、生産工程も実演出展する。これは、地域の一地場産業が、世界に羽ばたくチャンスとなるかもしれない。ヨーロッパの人々に全く知られていない生産技術が知られることはいいことで、このオリジナル性は、間違いなく受け入れられるはずである。日本各地には、まだまだ独自性ある織物技術を生かした地場産業があるが、世界に目を向ければ、需要が拡大する機会となるかもしれない。ロマンのある地域おこしであり、中国などは絶対にまねできない。

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 昨年11月にユネスコの無形文化遺産に登録された結城紬(つむぎ)が、今月20〜22日にフランス・パリで開かれる世界最高峰とされる服装生地の国際見本市「プルミエール・ビジョン」に、初めて出展される。出展するのは結城市結城の紬問屋「奥順」(奥澤順社長)。関係者は「まず結城紬を世界に知ってもらい、みんなに使ってもらえれば」と期待をかけている。

▼一流ブランド集結

本場結城紬や真綿結城紬の生地見本、反物、ショールなど約200点を出展するほか、全て手作りで生産する繊細な工程を見てもらうため、糸つむぎやくくり、地機織りの工程を実演する。

また社員5人が現地入りし、結城紬のワンピースやジャケット、ショーツなどを身に着けてアピールする。

プルミエール・ビジョンは、毎年2回、パリで開かれ、世界各国からトップブランドのバイヤー約5万人が集まるという。

▼オーナーが見学

同社は東京国際フォーラムで、年2回開かれている生地の見本市に出展している。今年2月、プルミエール・ビジョンのオーナーがこの見本市を通じて結城紬を知り、「実際に産地に行って、結城紬を見たい」と結城市を訪問し製造過程など見学した。

プルミエール・ビジョンでは今回、ブランドに、より特別な価値を付けたいというニーズを背景にした新しいプロジェクト「メゾン・ド・エクセプション」を始める。同社はこのプロジェクトに出展を要請された。世界から13件が紹介される予定で、日本からは結城紬のほか、石川県の牛首紬、京都府の藤布も出展する。

▼「軽くて温かい」 

同社の奥澤武治専務は「シルクは光沢があって冷たい印象だが、結城紬は同じ絹織物でありながら、軽くて温かいという特長を持つ。2000年の歴史で培ってきた結城紬をどうぞ使ってくださいという気持ちで行きたい」と語る。

着物離れや景気低迷で年々生産量が少なくなっているが、「結城紬のよさを分かってもらい、一流のブランドとつなげることができれば、われわれの想像を超えることが起きるかもしれない」と意気込んでいる。
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以上転載終了。
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