１号機、地震１６時間後にメルトダウン ４号機の爆発は３号機の水素逆流が原因か

　この時間にやっていたことは、管首相の現地訪問、格納容器の破損を防ぐため、容器の弁を開けて蒸気を外部に放出する準備の駆け引きが1、政府－東電間で行われていた。誰も、原子炉内部で何が起きていたか正確に把握できていなかった、というより、このような緊急事態時の計測、状況把握方法がなにもなかった。そのような考え方は、〝絶対安全〟の名のもとに設計時から考慮されていなかった。２号機、3号機の真実の姿は、いつわかるのだろう。工程表など、これがわからないで作成しているとしたら、単なる希望的観測を羅列しているに過ぎないのだろう。工程表は、時間経過とともに書き換えられていいのだ、という議論があるが、外から見たら、何もわからず、その場しのぎで書いているだけでは、信用を落としているだけに見える。
　すべての原子炉でメルトダウンが起きているとすると、封じ込めのためには大幅な作業見直しが必要だろう。