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三次災害引き起こす「東電叩き」 (埼玉大学名誉教授・長谷川三千子)に反論する [警鐘]



 主旨は「東電叩き」は「第三次災害」を引き起こすという、東電擁護論の展開である。大事件があると、犯人探しはせず、その真相を隠そうとする、オブラートに包むような議論が出てくる。
 自然災害だから仕方がない、と言う理由を他人事のように述べる東電にヘキヘキしているのだ。確かに国の原発推進政策の尻馬にのり、札びら切って、〝安全〟といいつつ、多少の事故が起きようが、強引に押しすすめてきた最終結果がこの事態を招いたのではないのか。
 企業の存続にも関わる重大案件が原発推進であったならば、推進した経営陣がアホだった、ということだ。〝赤信号みんなで渡ればこわくない〟政策を推し進めてきたツケが一気にまわってきたのである。

 もうひとつ、東電という会社が事実上消滅して、今の電気事業、設備を引き継ぐ会社が現れれば、問題ないはず。新たな理念で電気事業を押進めればいい。東電が潰れて困るのは、電気需要者でなはく、株式、社債が紙くずになって困る人々である。困るお偉いさんのために、政府は東電が潰れないスキームを考え出したのだ。

 もう責任者をあいまいにするこれまでの歴史的な風潮はやめて、徹底的に何故この事態を招いたのかの検証、責任者追求は絶対に必要である。

 放射能まみれの国土にした大人は、何の責任もない子供たちにどのように説明してこの事態を治めるのか。こちらの方が心配だ。

◇ 〝闇に葬られた〟原子炉の大事故を解析した秘密報告書 [原発事故]

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