大震災、フクシマ、海外メディアは「日本の無力」に何をみたのか？

　世界は日本政府のガラパゴス的対応戸惑っているのである。独自の価値観、場の空気が読めない方策、優先順位が不明な総花的な会議、会議だけの仕事ぶり、脈絡のないその場対応に終始する原発事故対応、延命だけを考えている内閣・民主党政権。誰が見ても、変だ、おかしいと気づくのは、不思議でもなんでもない。
　もしかして、首相は、原発事故の最悪のシナリオがわかっていないのかも知れない。本気で終息させる気なら、東京の安全地帯にいない。新幹線が開通したのだから、閣僚全員を引き連れて、福島で仕事すべきだろう。そうしないと、本気度は伝わらない。

【放射能漏れ】「なぜ無視してきた」「土下座しろ」 東電社長おわび行脚に町長、住民猛反発

　土下座をさせても何も解決しない。社長がきたなら待遇改善と生活保障を要求すべきだ。その場で東電の全面的な過失責任であることの言質を社長からとるべきである。生活改善は、避難先として東電の社宅を全面的に要求すればいいし、生活保障は逸失所得を直ちに要求すべきである。仮払金に騙されてはいけない。東電が対応できないなら国に要求すべし。