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原発に関する政府発表、東電発表にどのくらいの信頼度があるのか、情報の伝え方を知らない両者 [原発事故]



 お粗末な情報管理、危機管理があからさまに出て赤っ恥をかかされた政府、東電。現場は、何も知らない遠く離れた安全な場所で的外れな指示を出す政府、東電に愛想が尽きたのだ。緊急一刻を争う場面では、現場での判断が優先されるだろう。リアルタイムに状況を判断できるのは現場しかない。あのくだらない議論を重ね、犯人探しをしているくらいなら、対策本部を福島第一原発に全関係者を集めてやればいい。そうすれば、情報の食い違いは起きない。安全地帯に居て、偉そうにねつ造情報を発表する姿は見たくない。

 尚、筆者は現場が発表した海水継続の話は、マユツバで、東電が政府に〝貸し〟を作った作り話とみた。いまになってみれば、何でも言える。

海水注入の説明 政府と東電は「赤点以下の対応」 どっちもどっち、どちらも自己保身が根底にある [原発事故]

海水注入の説明 政府と東電は「赤点以下の対応」産経ニュース 2011.5.26 20:39

 海水注入停止騒動は、どっちもどっちで、あまりにも情けない危機管理態勢の脆弱さを国民の前に露呈した。政府も東電も自分たちが正しく、政府が決めたことを東電は守らない、東電は現場独自の判断で作業を続行。
 わかったことは、真実は何もでてこない。都合のよい情報が小出しに、組織の延命だけを考えて出され、都合が悪くなると、後日訂正される。一連の原発事故報道の経緯を追ってゆくと、この結論に行き着く。あまりの出鱈目さにあきれ返るばかりである。
 教訓は、政府発表、東電発表の内容に、一喜一憂しないということが、肝要のようだ。


◇ 実際は海水注入停止せず 「注入継続が何より重要」 第1原発所長が独自判断
  産経ニュース 2011.5.26 17:09

◇ 福島第1原発:「新事実」釈明追われ…1号機海水注入問題
  毎日新聞 2011年5月26日 0時12分

◇ 福島第1原発:「日本の原発は安全」HPから削除

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