津波前に３号機の冷却配管、地震で破損か 〝想定外〟津波原因説はどうなる

　ここ２，３日に地震当日から何が起きていたかがの事情が、次々と明らかになってきた。ということは、いままでの国、保安院、東電の発表は何だったのだ。まさか、ある事情により隠していた、なんてことはないのだろうか。そして、今、隠し通せない事情が迫ってきたということだろう。


◇　原子炉上空に放射性のチリ　蒸気で巻き上げか、東電検出
　　　朝日ニュース　2011年5月24日23時10分

福島第１原発：１号機と２号機の格納容器に穴の可能性 何故今まで隠し続けていた東電の真意は

福島第１原発：１号機と２号機の格納容器に穴の可能性
毎日新聞　2011年5月25日 2時30分

　衝撃的な事実が公表されだした。圧力容器はもちろん、格納容器も破れて、1号機から3号機までのすべての核燃料が溶融して、そこから放出された放射性物質の量は、もはやチェルノブイリの比ではなく、その回収作業も困難を極めることになった。すでに汚染水のなかに紛れ込んでいるという状況になっているのである。そしてそこから、空気に触れた水面では刻々と水蒸気とともに放射性物質が大気中に垂れ流されているのである。３０キロ圏の避難では、済まない状況ではないのか。



　まずは、記事全文を削除される前に掲載しておく。

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　東京電力が２４日公表した福島第１原発２、３号機で炉心溶融があったとする報告書の中で、１号機は原子炉圧力容器の外側にある格納容器に直径７センチ相当の穴、２号機では格納容器に直径１０センチ相当の複数の穴が開いている可能性が初めて示された。東電は炉心溶融による２、３号機の圧力容器の損傷について「限定的」としているが、高濃度の汚染水がタービン建屋に漏れ出すなど、圧力容器やその外側の格納容器の健全性は元々疑問視されていた。東日本大震災から２カ月半。対応に問題はなかったのか。事故収束に向けた工程表の履行も危ぶまれる。【平野光芳、八田浩輔、久野華代】

　細野豪志・首相補佐官は２４日夕の会見で、「見込みの甘さがあった」と陳謝。「引き続き冷却し冷温停止を目指す。解析に時間がかかるのはやむを得なかった」と釈明した。

　報告書は、２、３号機の冷却システムが停止し、燃料の出す熱で水が減り、圧力容器内の燃料棒（長さ約４メートル）下部まで水位が低下したと指摘。（１）燃料棒の一部が水につかった場合（２）水位が回復せず、燃料が露出し続けた場合の２通りでシミュレーションした。

　２号機は地震から７７時間後の１４日午後８時ごろ、３号機は４２時間後の１３日午前９時ごろから炉心の損傷が開始。両機とも、（１）の場合は燃料の半分程度が圧力容器の底に落下し、残り半分は本来の位置にとどまった、（２）の場合は大部分の燃料が落下した－－と結論付けた。

　東電は「（２）の方が現実に近い」とみており、２号機では１０１時間後の１５日午後８時ごろ、３号機では６０時間後の１４日午前３時ごろに燃料の大部分が圧力容器の底に落下する炉心溶融（メルトダウン）が起き、それぞれ６～８時間後に圧力容器が破損した。２号機では計測された圧力データから、格納容器に１０センチ相当の複数の穴が開き、１号機で７センチ相当の穴が開いている可能性が浮かんだ。

　１～３号機では水素爆発が発生したが、燃料棒損傷で生じた水素の量を、１号機８００キロ、２号機４００キロ、３号機６００キロと推計した。また、冷却システムが停止し、注水を開始するまでの数時間で、燃料棒を溶融させる３０００度近くに達した。吉田正・東京都市大教授（原子炉工学）は「最初の対応が将来の何カ月にも影響している」と述べ、東電や政府が日ごろから深刻な事態を視野に入れていたかどうかという姿勢を問題視する。

　気になるのは事故収束への影響だ。

　圧力容器底部の実測温度は２、３号機で１００～１７０度、１号機で１００～１２０度となっている。燃料が溶けて圧力容器の底にたまり少量の水でも冷却されているという皮肉な事態だが、大規模な放射性物質の放出はないと説明する。

　経済産業省原子力安全・保安院は２４日、「形状がどうあれ、燃料が圧力容器内にとどまって冷却されている。収束の工程表に大きく影響しない」としている。

　しかし、小林圭二・元京都大原子炉実験所講師（原子核工学）は「工程表は圧力容器の破損を前提としていない。政府も東電も早期収束に躍起で、作業員にプレッシャーがかかる。被ばくして命を削るのと引き換えに早期収束させるのはもってのほかだ」と指摘する。
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　経済産業省原子力安全・保安院のメンバーは、〝ド素人〟ではないのか。次のよう発言をしている。
　「形状がどうあれ、燃料が圧力容器内にとどまって冷却されている。収束の工程表に大きく影響しない」
唯、過去に自分たちが言ってきたことを曲げたくなく、表面を取り繕っているだけで、何もわかっていない連中のようだ。

　さて、このタイミングで公表した理由であるが、IAEAの調査団が２４日に来日して調べられ、これまで隠していたことがばれるのを恐れて、このタイミングで明らかにしたのだ。東電の組織延命のためだ。自分たちが生き延びるためには、なんでもやる東電である。


◇　ＩＡＥＡ、福島第一原発事故の調査開始へ
　　読売新聞　2011年5月24日21時17分

◇　福島第1原発事故の状況や原因を探るため来日したIAEA調査団が海江田経産相と会談

◇　２、３号機メルトダウン「もっと早く認識していたのでは」　公明代表
　　　産経ニュース　2011.5.24 12:28

【LA】仮面舞踏会イメージファッションショーはランジェリーショーのようで魅せる部分な何？

　ファッションショーは、〝ファッション〟を見せるもの。皮膚部分もファッションの一部なら納得。それにしても刺激的。